実は超重要、日本版「iPhone 17」にSIMカードは挿さらない 全モデルeSIMのみ

Appleは9日(現地時間)、自社発表イベントにて新型iPhone「iPhone 17」「iPhone 17 Air」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」を正式発表した。
今回のiPhone 17シリーズではやはり5.8mmの薄さを誇る「Air」モデルが大きな話題となっているが、同時に日本版のシリーズ共通で「物理SIM廃止」という大胆なアップデートが行われた。製品ページによれば、今回発表されたiPhone 17シリーズのうち、日本で販売される全モデルは物理SIMトレイを廃した「eSIMのみ」仕様になる。
発表会では薄型のiPhone Airを展開するにあたり、物理SIMスロットを廃してeSIMのみを採用したことをアピール。また、その他のモデルにおきても物理SIMトレイを廃止することで内部スペースを有効活用し、バッテリー容量の増加などの恩恵が受けられるのだという。
つまり、従来のnano-SIMカードを差すことはできず、キャリアのeSIM対応が前提となる。購入を検討しているユーザーは、契約中・購入予定の携帯キャリアがiPhone 17のeSIMに対応しているか、eSIM開通手続きの方法や制約を事前に確認する必要がある。また、一部通信キャリアについては、iPhone内の機能で「物理SIMをeSIMに変換」することができるとのこと。
なお、AppleはeSIM移行を段階的に進めており、iPhone 14ではすでに米国向けモデルの一部が先行して物理SIMトレイを廃止していた。アジア圏では初の事例となり、香港などでは引き続き物理SIMスロットを搭載するほか、中国本土では規制によりeSIMは使えない。