中古市場で「iPhone SE」世代交代は近い?国内販売ランキングで「13」が初めてSEを上回る


中古市場で「iPhone SE」世代交代は近い?国内販売ランキングで「13」が初めてSEを上回る

リファービッシュ品(整備済中古品)電子機器を国内外で取扱う専門マーケットプレイスBack Market Japanは8日、2025年上半期における販売数ランキングを発表。日本、米国、欧州すべてのエリアにおいてiPhone 13が1位を獲得する結果となった。

なかでも日本市場では、1年以上にわたって首位を維持していた「iPhone SE」が初めて2位に転落し、iPhone 13が新たに首位に躍り出た。日本ではiPhone 13 128GBが1位、iPhone SE(2022)64GBが2位、iPhone SE(2022)128GBが3位となった。

iPhone 13は1年間で最大約38%価格下落

米国市場でもiPhone 13が1位を獲得し、2位にiPhone 14、3位にiPhone 12が続いた。欧州市場においても同様にiPhone 13が首位となり、iPhone 14、iPhone 15が上位を占めた。

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Back Market担当者は、このiPhone 13の需要増加について「今年上半期では各国でリファービッシュ品のiPhone 13が値下がりを続けており、日本では2024年7月からの1年間で最大38.9%の価格下落率を記録しました」と分析している。

また、「従来iPhone 14以降のモデルにしか対応していなかった衛星通信機能が、今年5月のiPhone用の最新OS『iOS 18.5』のリリースによりiPhone 13にも対応可能になり、これらが需要を底上げしたと推測しています」と機能面での向上も要因として挙げた。

一方、日本で長期間首位を維持していたiPhone SEについても引き続き根強い支持が見込まれるという。「物理ボタンの使いやすさやコンパクトなデザイン、シンプルな機能が多くのお客様に支持され続けている製品でもあるため、今年後半でも上位でのランクインが見込まれています」

また、比較的新型のiPhone 15については「今年9月の新iPhone発売に向けて日本でも価格が下落すると見込まれていることから、今後上位になっていく可能性が高い」と予測している。

■Back Market 日本 リファービッシュスマートフォン販売数ランキング
1位:iPhone 13 128GB
2位:iPhone SE (2022) 64GB
3位:iPhone SE (2022) 128GB
4位:iPhone SE (2020) 64GB
5位:iPhone 13 mini 128GB
6位:iPhone 14 128GB
7位:iPhone 12 128GB
8位:iPhone 12 64GB
9位:iPhone 13 mini 256GB
10位:iPhone 14 256GB

著者 編集部 IT/デジタル担当
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