“企業勢”も歌枠で使える!配信者VTuber向けカラオケサービス、JOYSOUNDが法人向けを提供開始

通信カラオケのJOYSOUNDを運営するエクシングは、ライブ配信・動画投稿者向けカラオケサービス「カラオケJOYSOUND for STREAMER」において、法人での利用に対応した「法人プラン」の提供を開始した。
カラオケJOYSOUND for STREAMERとは、動画配信サイトで活動する配信者を対象としたカラオケサービス。VTuberやライブ配信者の間では「歌枠」と称される歌ってみた配信が人気を博しているが、カラオケ音源を配信内に使用するには配信元や著作者への許諾、使用料支払いといった手続きが必要となる。
そうした問題を解決すべく昨年10月よりゲーム配信プラットフォーム「Steam」で公開されたこのサービスは個人向けに提供されてきた。今回新たに展開する法人プランでは、個人向けProプランと同等の機能を利用できる、いわゆる「企業勢」ライバー向けのサービス。
IDプレートの色によって個人プランと法人プランを識別可能となっており、安心して配信にカラオケを活用できるとしている。また、ボーカロイド楽曲をはじめとした人気ジャンルの楽曲を拡充し、2025年8月時点での搭載楽曲数は約4万曲に達する。
同時に行われるアップデートでは機能面では新たに「曲名」や「歌手名」による検索機能、過去に歌った曲が分かる「りれき機能」を実装し、選曲の利便性を大幅に向上させた。
なお、同サービスは収益化が可能となっているが、配信サイト側での音楽著作権者による申し立てが行われる可能性があり、広告配信ができる保証はないという。ガイドラインでは「収益化を保証するものではありません」と前置きしつつ、収益化は「動画サイトの機能を利用した第三者からの自発的な寄付やカンパ(投げ銭)をもらうこと」を想定しているため、その点はご注意を。