老舗アニメ制作ぴえろ、設立46周年で「スタジオぴえろ」に社名変更「創業の精神に立ち返り」

アニメーション制作会社の株式会社ぴえろは1日、社名を「株式会社スタジオぴえろ」に変更したと発表した。設立46周年を迎える節目に、創業の精神に立ち返り、よりアニメスタジオとしての認知度を高め、高品質な作品制作を目指す。
同社は1979年の設立以来、映像企画制作会社として数多くのアニメーション作品を手がけてきた。「うる星やつら」「魔法の天使クリィミーマミ」をはじめ、直近では「烏は主を選ばない」「おそ松さん」「BLEACH」など数多の人気作の元請けを手掛ける。
会社名は「ぴえろ」だが、制作ブランド名として「スタジオぴえろ」が長らく親しまれており、同社は「当社の原点であり、創作活動の象徴でもあります」と位置づけている。
近年のアニメ業界では、大手製作企業によるスタジオの買収や再編が相次いでおり、業界全体が大きな変化の時期を迎えている。こうした状況を受け、同社では「改めて創業の精神に立ち返り、『スタジオぴえろ』という名のもと、社員一同が一丸となって、より一層高いクオリティーの作品づくりに邁進していく覚悟を新たにいたしました」とコメントしている。
同社は「これまで支えてくださったすべての皆様への感謝の気持ちを胸に、今後も変わらぬ情熱と挑戦心をもって、世界中の皆様に感動を届ける作品を創り続けてまいります」としており、これを機に一層の飛躍を目指す姿勢を示した。
同社の直近の動きとしては、本年にアニメ向け撮影CG技術で知られる制作会社・旭プロダクションとの資本業務提携を発表していた。