京アニ事件から6年、現地追悼辞退を要請 直近には事件来初の完全新作アニメも開始


京アニ事件から6年、現地追悼辞退を要請 直近には事件来初の完全新作アニメも開始

京都アニメーションは、同社第1スタジオで発生した放火事件から6年が経過した本日7月18日について、現地への追悼訪問を控えるよう改めて要請している。

同社は「時の経過に関わらず、悲しみが癒えることはございません」としながらも、「皆さまより頂戴した温かい応援を心の支えに、私たちはアニメーションを作り続けることで志を繋ぎ、今を迎えることができました」と感謝の意を表明した。

14日の発表時、18日当日は昨年同様に第1スタジオ跡地にて追悼式を実施するとしつつも、「弊社第1スタジオ跡地付近へのお越しはお控えくださいますようお願いいたします」と従前通りの対応を求めていた。

一連の件をめぐっては昨年7月、京都府宇治市の市立「お茶と宇治のまち歴史公園」に「志を繋ぐ碑」が設置された。同社はこの碑について「事件と事件で遭難したスタッフ、世界中からお寄せいただいた祈りと支援、すべてへの感謝と願いを長く記憶に留める象徴」と説明。

7月18日前後において「志を繋ぐ碑」での特段の行事予定はなく、碑の設置を踏まえ、昨年に続き公式YouTube チャンネルでの追悼映像配信も行わない。

同社は7月より事件後初となる漫画原作による完全新作アニメーション(=続編を除く)作品『CITY THE ANIMATION』を制作し、放送を開始している。続編としては昨年の『響け!ユーフォニアム』に続き、本年も『小林さんちのメイドラゴン』初の劇場版作品を公開するなど、制作協力とあわせ、多くの作品を世に送り出している。

著者 編集部 アニメ情報担当