DMM系のFANZA、AI生成作品を隔離 今夏以降に表示制限を実施予定


DMM系のFANZA、AI生成作品を隔離 今夏以降に表示制限を実施予定

デジタルコマースが運営する成人向けイラスト、漫画販売サービス「FANZA同人」がサークル(投稿者)に対し、生成AIを活用した作品に表示制限を行うことを明らかにした。導入は今夏以降を予定しているといい、具体的な実施時期については決定次第発表される。

各サークルに通達した情報によると、サービス内ではAI作品を3つのカテゴリーに分類していると説明。「AI生成」はAIによって主要な要素を生成した作品、「AI一部利用」は一部要素のみをAIで生成した場合(背景など)、「AI補助」はユーザーが作成したコンテンツを改善した場合(自動補正など)と定義されている。

そのうえで、今回はじめの「AI生成」カテゴリーの作品が表示制限の対象となる。具体的には、トップページの新作ランキングや各種ランキング、作品ピックアップ、新着作品などから非表示となる。ランキングページやフロア別トップページ、リスト・検索ページ、新着作品ページにおいても「AI専用タブ」やフロア以外では表示されなくなる。

特にコミック・CGのカテゴリーについては「AI生成」に加えて「AI一部利用」も非表示の対象に含まれており、より厳格な表示制限が適用されることになる。この措置により、FANZA上でのAI作品の露出は大幅に制限される見込みだが、投稿自体は可能で、AI専用のページやタブでは引き続き閲覧可能とされている。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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