経産省とVIPO、日本アニメ等のハリウッド進出を支援 映像化やリメイク目指す作品募集


経産省とVIPO、日本アニメ等のハリウッド進出を支援 映像化やリメイク目指す作品募集

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は26日、2025年秋に実施予定のIPピッチ&セールスプロジェクト「Acceleration-JAPAN: 2025」(A-JAPAN: 2025)において、北米・海外での映像化やリメイクを目指す日本のIPコンテンツの募集を開始した。

同プロジェクトは経済産業省が行う「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(JLOX+)」の一環として実施される。ハリウッドを中心とした海外のプロデューサーやクリエイターに対し、日本発の作品を原作とした映像化を促進することを目的としている。

募集対象となるIP(知的財産)の種類は小説、マンガ、アニメ、映画、テレビドラマ、ゲームなど幅広く、ジャンルについてもドラマ、コメディ、ロマンス、アクション、サスペンス、ミステリー、ホラー、ファンタジー、SF、歴史作品など多岐にわたる。

A-JAPANプロジェクトは今回で第5弾となっており、これまで700社を超えるハリウッドのスタジオ、制作会社、エージェンシー、マネジメント会社などに向けて数多くの日本IPをピッチしてきたと紹介。参加作品20以上の内約7割がショーランナーやプロデューサーとパートナーを組み、企画開発段階に進んでいる。実際にメジャースタジオから正式な映像化オファーを受けた作品も存在するという。

同機構では、参加者に対してピッチ用資料の制作支援を提供するほか、業界ネットワークを活用した作品紹介のバックアップを行う。募集作品は3作品程度に絞られる。

Yoshioka

著者 Yoshioka
オタク総研媒体統括 兼 株式会社オタクリエイト代表取締役。アニメ、テクノロジー(ガジェット)、コンテンツビジネス、システム開発などを取り扱っています。PRプランニングやIP調達、制作事業の統括も兼任。好きなものは新作アニメ、海外スマホ、東南アジア。