「おぱんちゅうさぎ」北米で物販展開 伊藤忠が商品化権を獲得…アジア中国で先行事例

伊藤忠商事は20日、人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」の北米(米国及びカナダ)地域における商品化権利を取得し、同地域でのアニメ・キャラクターライセンス事業を開始したと発表した。
伊藤忠商事は2021年9月に香港にRights & Brands Asia社を設立し、アジア地域でのアニメ・キャラクターライセンス事業を推進。2024年10月には「おぱんちゅうさぎ」の日本と韓国を除くアジア地域における独占的な商品化権利を取得しており、今回の取り組みで北米に拡大した格好となる。
— おぱんちゅうさぎ (@opanchu_usagi_) May 16, 2025
おぱんちゅうさぎはクリエイターの「可哀想に!」さんが手がけるSNS発のキャラクター?不憫で健気な姿が国内で支持されており、10代女子の人気キャラクターランキングで2年連続1位を獲得するなど高い人気を誇る。
北米の日本アニメ・キャラクター市場は急成長を続けており、2030年までに市場規模が99.4億ドルに達し、年平均成長率は北米で16.3%、グローバルで9.8%になると予測されている。近年の特徴として、Z世代やミレニアル世代の若年層を中心に、SNSを通じて「かわいい」「おもしろい」コンテンツが国境を越えて拡散されているといい、短期間での認知度拡大の傾向があるという。
北米展開では現地ネットワークやパートナーとの協業を通じて「おぱんちゅうさぎ」などの日本発キャラクターの商品展開を進める計画を示している。