任天堂、バンダイナムコのシンガポール開発法人を買収へ 開発力強化を目的、社名も変更
任天堂株式会社は27日、開発体制強化を目的として、「Bandai Namco Studios Singapore Pte. Ltd.(BNSS)」の株式を取得すると発表した。
同社はバンダイナムコホールディングス傘下の株式会社バンダイナムコスタジオが保有するシンガポール現地法人。株式取得後に同社は任天堂の子会社となる予定で、商号を「Nintendo Studios Singapore Pte. Ltd.」へ変更したうえで開発業務を継続する方針も明らかにした。
本件について、任天堂は目的について「当社グループの開発体制強化」を挙げた。BNSSはバンダイナムコグループの海外拠点の一つとして設立されて以降、任天堂タイトルとの関わりも深く、「スプラトゥーン」シリーズをはじめとするソフト開発で、これまでも一部業務を担当してきた。
2026年4月1日にBNSS株式の80%を取得する計画で、残りの株式についても子会社運営が安定した一定期間の後に取得を進める方針を示されている。
なお、任天堂は今年9月末にも東南アジアにおける事業促進を目的に「Nintendo Singapore Pte. Ltd.」設立したことを明らかにしていた。