Switch、年度内に販売台数“DS超え”計画 任天堂史上最も売れたハードまで目前


Switch、年度内に販売台数“DS超え”計画 任天堂史上最も売れたハードまで目前

任天堂が8日に公表した2025年3月期決算では、発売予定の「Switch 2」の販売計画が明らかになり、ハードウェア1,500万台、ソフトウェア4,500万本のセールスを見込んでいることがわかった。話題の新ハードなだけに、どうしてもSwitch 2に目移りがちだが現行機「Switch」の動きも注目したい。

同日公表された決算資料中では販売実績を開示。2024年度におけるSwitchの販売台数は1,080万台となっており、2023年度比で30%台の減少を記録した。

Switchは2017年3月に発売されてから8年目を迎える長寿ハードとなっており、直近数年は新規出荷による販売台数の落ち込みが見られた。さらに、同社は昨年春にSwitchの「後継機(当時)」の存在を公に明かしており、現行機が「旧世代」になることが確定した状態だった。一連の発表が買い控えを喚起されるものと指摘されていたため、その点を加味すると30%はさまざまな捉え方ができそうだ。

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また、一部の間で注目されているのは累計販売台数で、2024年度までに「1億5,212万台」にのぼった(※)ことが分かった。そして、今年度中に450万台を売り上げる販売計画も明らかにした。

この数値は前年比で半減するが、Switch 2の発売が6月5日に控えていることを考慮すると、この数字は依然として大きい。さらに、この予測が実現すれば、現在1億5212万台の販売台数を誇るSwitchは1億5662万台に達し、ニンテンドーDSを抜いて同社史上最も売れたハードウェアになる見通しだ。

ニンテンドーDSシリーズは累計で1億5402万台を販売。Switchは既に2023年時点でDSに次ぐ2位にランクインしており年度内の達成に注目が集まっている。
※セルイン=任天堂グループからグループ外への販売ベースの数値

著者 編集部 IT/デジタル担当
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