任天堂、Switch 2は初年度「1500万台」販売計画 24年度決算は大幅減収減益、今期は13%増益予想


任天堂、Switch 2は初年度「1500万台」販売計画 24年度決算は大幅減収減益、今期は13%増益予想

任天堂は8日、2025年3月期の通期決算を発表。売上高は前期比30.3%減の1兆1,649億円、営業利益は46.6%減の2,825億円、当期純利益は43.2%減の2,788億円と減収減益で着地した。Nintendo Switchが発売8年目となり販売減が響いた一方、足元では新型機種「Switch 2」の発売が控えており、堅調に推移している。同日にはSwitch 2の販売計画を公表し、ハードウェア1,500万台、ソフトウェア4,500万本のセールスを見込んでいることを明らかにした。

当期業績予想では売上高1兆9,000億円、営業利益3,200億円、経常利益3,800億円、純利益3,000億円を見込んでいる。(レートの前提は1USドル=140円、1ユーロ=155円)

0508-o4prby0x

Nintendo Switch事業においては、新作タイトル『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』が748万本、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』が409万本、『ペーパーマリオRPG』が210万本を販売。また、発売から7年が経過した『マリオカート8 デラックス』も623万本を記録し、累計販売本数は6,820万本に達した。

ハードウェアの販売台数は前期比31.2%減の1,080万台、ソフトウェアの販売本数は前期比22.2%減の1億5,541万本となった。

なお、周知の通り同社は後継機「Nintendo Switch 2」を6月5日に発売する。この新型機は、大型化した画面と新しいマグネット式Joy-Conを備え、処理速度やグラフィック性能が向上している。また、現行機についても『Pokémon LEGENDS Z-A』を2025年秋に、『メトロイドプライム4 ビヨンド』を2025年に発売する予定であり、サードパーティーからも引き続き多数のタイトルが発売される見込みだ。

著者 編集部 経済・社会担当
オタクの“今”を届ける新・総合メディアより、アニメ・ゲーム等関連企業の動向やコンテンツ産業の動きを紹介します。エンタメと経済、双方の視点で迅速に、わかりやすく、独自の切り口でお届けいたします。