アマプラの“自動スキップ”はありがた迷惑?ガンダム新作で「神EDを楽しみたい方へ」公式が対処法


アマプラの“自動スキップ”はありがた迷惑?ガンダム新作で「神EDを楽しみたい方へ」公式が対処法

Amazonプライムビデオの公式SNSは18日、「大切なお知らせ」と題して、サービスに実装されているエンドクレジットの「自動スキップ機能」に関するお知らせを投稿した。

ここでの自動スキップ機能とは、コンテンツの中にあるシリーズに共通する部分(オープニング、エンディング、前回のあらすじなど)を通知し、効率よく視聴することをサポートするもの。

この機能について、公式アカウントは現在単独最速配信を行っているTVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』に触れ【神EDをじっくり楽しみたい皆さまへ 設定から「オートプレイ」(自動再生)をオフにすると、神EDを思う存分お楽しみいただけます。(私の立場で言っていいのかわかりませんが… by SNS担当)】と情報を共有した。

実際に該当作品を視聴してみると、エンディングが始まる10秒程前から次エピソードのサムネイルが表示され、アプリ版はユーザーが選択することでスキップできるほか、Web版はカウントダウン式で自動遷移する仕組みとなっている。そのため、初期設定でエンディングを観たい場合は「ボタンを押す」手間が必要となる。

もちろん先の投稿にある通り、アプリやサイトの「アカウント設定」→「オートプレイ」→「次のエピソードを自動再生」のトグルをオフにするだけで無効化される。ただし、この設定について「エンディング前にスキップされるのが邪魔であって、エピソードの終端で自動遷移して欲しい」旨の要望も上がっていた。

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今回の投稿に限らず、この機能は作品ファンやユーザーからは「ありがた迷惑」「勝手に表示されて邪魔」といったネガティブな反応が寄せられていた。また、スキップ機能を使うことの弊害として「重要な内容を見逃す可能性がある」という指摘も多い。

アニメは前半パート(Aパート)とCMを挟んだ後半パート(Bパート)に区切られるのが通例だが、一部作品には「Cパート」と呼ばれる。Cパートは後の物語に大きな影響を与えるような描写も少なくなく、システム側で認識できていない場合、見過ごす可能性がある。

もちろん、近年は多くのアニメ作品が展開されており、まとめてイッキ見したい場合はサクッと見られて魅力的。しかし、タイパを重視するあまり、作品の重要な部分を見逃すリスクも伴うため、バランスを取った視聴も心がけておきたいところだ。

著者 山本晃平