【Switch】突如発表された「バーチャルゲームカード」とは?DLソフトを“カセット”のように扱える画期的な仕組み

任天堂は27日、Nintendo Switch向けに新機能「バーチャルゲームカード」を4月下旬より提供開始すると発表した。この機能により、ダウンロードソフトがまるで「パッケージソフトのように」扱えるようになるもので、ユーザーはソフトの管理や本体へのセットを容易に行えるようになるという。
https://www.nintendo.com/jp/games/virtual-game-card/index.html
「バーチャルゲームカード」は、従来のパッケージ版ソフトと同様に、ゲームを「セット」または「取り外し」する感覚で管理できる仕組みを採用した、ダウンロードソフト管理の新たな形。本体の更新が必要となるが、これにより利便性が向上する見込みだ。
2台持ち&家族間でゲームをやり取りできるように
発表動画では、Switchホーム画面に設けられた「バーチャルゲームカード」のメニューを開くと、購入済みのソフトがバーチャルゲームカードになって一覧で並んでいることが確認できる。ここから「バーチャルゲームカードをセットしたり、取り外したりして、本体であそぶソフトを管理できます」としており、一度セットすればオフライン環境でのプレイもできる。
この機能はSwitch本体を2台所有する場合に有用だといい、「セットする本体を切り替える」ことで、どちらの本体でソフトを遊ぶかを選択できるという。さらに、この新機能は4月2日に続報が公開予定となっている新型機「Switch 2」にも対応することが明らかになっている(Switch 2向けソフトはSwitch 2にのみ対応)。
さらに、家族間での「貸し借り」にも対応する。ニンテンドーアカウントの「ファミリー」機能を活用することで、親のSwitchから最大3人まで子供のSwitchにゲームタイトルを貸し出せるようになる仕組みが導入される。
貸出期間は14日間、1つのアカウントに貸し出せるのは1本まで。返却後もセーブデータは残るので、もう一度借りたり自分でソフトを購入したりして続きをプレイすることは可能だという。
なお、バーチャルゲームカードを「セットする際や、取り外す際にはインターネット接続が必要」とされている。また、注意書きによれば従来のオンラインライセンス認証によるプレイ方法も継続して利用できるようで、プレイスタイルに応じた設定ができる見通し。(※「ユーザー設定」→『オンラインライセンスの設定」をONにするとインターネットに接続してソフトをはじめる従来の方法でも遊べます」)