ゲーム開発のgumiが“ビットコイン抽選“の株主優待を実施 10億円分のBTC購入などアセマネ強化


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モバイルゲームの企画開発などを行うgumiは26日、2025年4月期における株主優待制度の導入を発表。SBIホールディングスの連結子会社・SBI VCトレードとの提携により総額1600万円相当のビットコインが抽選で進呈されるキャンペーンを実施する。

gumiは「株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表するとともに、当社株式の投資魅力を高め、長期保有を促進することを目的としております」「より多くの株主様に本事業に対するご理解を深めていただくため、株主優待制度の導入を決定いたしました」と背景を説明している。

同社はモバイルオンラインゲーム事業を中心に展開しているが、新規タイトルの終了や先行投資などで一時的に損失を計上したいた。しかしながら、直近ではブロックチェーン領域への注力を行っており、推し活トークン「OSHI3」を展開してきるほか、アセットマネジメント部門では2025年1月末時点で52億5,800万円の暗号資産を保有している。

同社は先日2月にも「10億円分のビットコインを追加購入する」ことを発表。今回の株主優待はブロックチェーン領域でビットコイン投資を実施しているメタプラネット社に類似した内容となっており、暗号資産への積極的な注力がうかがえる。

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株主優待は500株(5単元)以上を保有する株主が対象となり、対象者には抽選で総額1,600万円相当のビットコインが進呈される。配布内容は、10万円相当を30名、3万円相当を100名、1万円相当を1,000名に割り当てる。進呈されるビットコインの数量は、2025年8月15日時点におけるSBI VCトレードでの販売価格を基準に決定される。

優待の申し込みには、6月中旬以降に送付予定の特設サイト情報をもとに実施し、当選者へのビットコインの進呈は2025年8月末頃を予定している。

著者 編集部 経済・社会担当
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