「アサシンクリード」最新作、予約状況は「歴代第2位と同水準」言及 発売直前にさらなる問題発覚か


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フランスのゲーム開発大手・ユービーアイソフトの新作「アサシンクリード シャドウズ」について、予約販売が比較的好調に推移しているとの旨が公式により伝えられると同時に、予定通りのローンチが行われると予想されている。

本作はユービーアイソフト社の看板タイトル「アサシンクリード」シリーズ第14作目として3月20日にローンチを予定している。当初発売は昨年11月としていたが、2025年2月に発売を延期。昨月には「いただいたご意見を最大限実装し、より魅力的なゲーム体験を発売初日にお届けするためにはさらなる時間が必要」として、3月20日へ再延期した。

この発売日について、再度の延期はありうるのか、とのゲーマーからの指摘がある中で、一部の海外媒体が開発関係者の情報として、ゲームは「ほぼ完成」の段階にあり、予定通りのスケジュールで発売される見込みとなっている。

予定通りの発売見込むも「無許可使用」の指摘強まる

そして先日、ユービーアイソフト社が実施した自社の決算説明(カンファレンスコール)において、CEOは本作の予約販売がシリーズ第2位の売り上げを記録した「アサシンクリード オデッセイ」と同水準で推移していることを明らかにした。現時点での予約販売数は約30万本程度とされており、今後もさらなる積み上げで目標達成を目指しすとしている。

Ubisoft Reports Third-Quarter 2024-25 Sales

一方、本作の発売に関して大きな影響を与えかねない問題も。本作は16世紀の安土桃山時代の日本を舞台にしており、これまでも主人公設定などが「歴史的な検証が乏しい」として度々問題にあがっていたが、ゲーム内で実在する寺社を無許可で登場させていた疑惑が浮上。建造物を壊すような動画も投稿されたことに対し、寺社側が「しかるべき対応」を取る可能性があることが産経紙によって明らかになっていた。

https://www.sankei.com/article/20250220-PF3AE6LOHRA6DGWT3APVNP6GLI/

同社は直近より開発、経営面で苦境に立たされているという。昨年に発売されたゲーム「スター・ウォーズ 無法者たち」が期待を下回る売り上げ、これに起因する株価の半減、労働者との問題と続くなかで、今作における成功は必ず果たしたい目標とされている。CEOは早期プレビューでの反響について、主人公や物語性が高く評価されていることを強調していた。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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