ゲーム開発のgumiがビットコイン10億円分を購入へ 暗号資産運用も進める


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モバイルゲーム開発などを行うgumiは10日、取締役会において10億円分のビットコインを購入することを決議した。購入期間は2025年2月から5月を予定している。

同社はモバイルオンラインゲーム事業を中心に展開しているものの、新規タイトルの終了や改札費用などで一時的に損失を計上したいた。直近の半期決算では、売上高は前年同期比6.1%の減収となったが、営業利益は1億7900万円を計上し、19億円の営業損失から大きく改善。

背景には注力しているブロックチェーンゲーム事業の改善があるとしており、上半期は売上高12億4100万円と、353.4%増のと大幅な増収を達成。1億4309万円の営業利益に転じた。同社はブロックチェーン事業において推し活プラットフォーム「OSHI3」を展開してきるほか、暗号資産の評価益9億7900万円を計上したことが大きかった。

こうした背景もあり、同社は今回余剰資金の一部をビットコインに投資することにより、ビットコインの価格上昇による収益に加え、ステーキング及びバリデータ報酬としての収益も見込めるとしている。

また、同日には連結子会社が保有する非上場有価証券の1銘柄を売却したことで、11億9500万円の特別利益の計上を公表していた。

著者 編集部 経済・社会担当
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