短縮URL大手「bit.ly」無料プランには「広告ページ」を導入へ 利用規約変更を通知
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URL短縮サービス大手の「Bitly」は、来月(3月)より無料プランユーザーを対象に、短縮URLおよの仕様を変更し、広告を含む中間ページを導入すると発表した。登録ユーザーあてに送付されたメール通知にて明らかになっている。
この新仕様では、ユーザーが短縮URLをクリックした際、最終的な遷移先に到達する前に、リンク先の情報と広告を含むプレビューページが表示される「場合がある」としており、この変更は利用規約とプライバシーポリシーの改定に伴うものとしている。
このプレビューページは有料プランへのアップグレードすることで非表示になるといい、課金を促している。
無料サービスへの広告掲載は特別な対応ではないものの、短縮URLサービスで中間ページを設けて広告を表示するとなると、訪問ユーザーが想定しない挙動となり、混乱を生じたり正常に遷移できなくなる可能性もある。日本国内サービスでは一部でも導入されているが、Bitlyの場合は表示されなかったため、重宝されていた。
「Bitly の無料プランのユーザーであるあなたに影響する利用規約とプライバシー ポリシーの調整を行っています。翌月から、視聴者が Bitly リンクまたは QR コードを操作すると、リンク先の URL に誘導される前にプレビュー ページが表示される場合があります。このページにはリンク先に関する情報が含まれており、広告が含まれる場合もあります。」(メール文面の日本語訳)
具体的な施行日時や広告の詳細については明らかにされていないが、特に企業で短縮URLを利用している場合はアップグレードやセフルホストなどの対応を検討する必要がある。