ファーウェイ、医療機器認証を取得した「血圧計搭載ウォッチ」を一般発売 ちゃんと圧迫して測定する
昨年12月のクラウドファンディングにて先行販売されたスマートウォッチ『HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計』が、2025年2月13日より一般発売されることが発表された。価格は60,280円(税込)で、カラーバリエーションはフルオロエラストマーベルトの「ブラック」とホワイトレザーベルトの「ゴールド」の2色展開となる。
本製品は、日本と欧州連合(EU)の医療機器認証を取得している、血圧計を内蔵したスマートウォッチ。2024年12月のクラウドファンディング開始から約1か月半で支援総額1億6千万円を集めていた。
前モデルから進化し、約1.82インチの大画面ながらよりコンパクトなボディを実現。新たに搭載された「HUAWEI TruSense」生体センシングシステムにより、血圧測定精度が10%向上したという。
血圧測定は通常の機器と同様、腕に圧力をかける方式で行われる。実際に以前体験したところ、一般的な外見にも関わらず圧迫感は一般的な血圧計と遜色なく、わずかな動きでも警告が表示されるなど、精度を重視した設計となっていた。
実際の使用感では、手首のサイズに合わせてベルト部分を調整し、座った状態で腕を心臓の高さに維持するなど、正確な測定には従来の血圧計と同様の姿勢が求められる。
また、新機能として日中と夜間の自動血圧モニタリング機能も搭載。日中は設定した間隔でリマインドを行い、夜間は就寝中に自動で測定を行うことで、1日を通じての血圧の変動を把握できる。自社開発の静音設計メカニカルカフにより、就寝中や外出時の測定も可能とのこと。
バッテリーに関しても持続時間は1日6回の血圧測定で約6日間と長め。血圧計以外にも、心電図機能(日本のプログラム医療機器認証取得済み)、睡眠モニタリング、心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルなど、多彩な健康管理機能を搭載している。測定データはスマートフォンアプリ「HUAWEI Health」で管理でき、家族との共有機能も備える。
なお、夜間の血圧測定結果については医療目的での使用はできず、参考値として扱う必要がある点には注意しておきたい。