携帯キャリアの満足度、ソフトバンクが軒並み首位。楽天モバイルが大きく乖離、繋がりやすさは各社向上


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通信、携帯分野の調査を行うMMD研究所は1月30日、2024年12月に実施したスマートフォンの通信に関する調査を発表。直近半年における通信の途切れ経験が26.6%となり、7月調査から3.7ポイント減少していたことが明らかになった。

満足度は既存三者が足並みそろい、楽モバの向上に期待

そのうち通信速度の満足度では、ソフトバンクが82.4%と最も高く、次いでNTTドコモが81.8%、KDDIが81.0%となっり、最下位は大きく突き放し楽天モバイルよ64.2%となった。また、安定性での満足度ではKDDIが81.0%と最も多く、次いでソフトバンクが80.4%、NTTドコモが80.0%、楽天モバイルが56.0%となった。

そして外出時、「繁華科」「交通機関」「イベント会場」といったシーン別での繋がりやすさはソフトバンクが77.4%でトップとなり、NTTドコモが76.4%で続いた。前回調査と比較して、ソフトバンクは1.4ポイント、NTTドコモは3.2ポイントの増加を記録した。

直近半年における「通信速度」の満足度
直近半年における「通信速度」の満足度
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直近半年における「安定性」の満足度

また、2024年7月の調査と比較すると、各社繋がりやすさが増えた結果となり、伸び率トップの項目はNTTドコモが「お花見や花火大会など」、KDDIが「展示即売会・物産販売会・フリーマーケットなどのイベント会場」、ソフトバンクが「スポーツ観戦(東京ドームなど大きな規模)会場」、楽天モバイルが「お花見や花火大会など」となった。

利用サービス別の分析では、インターネットブラウザの繋がりやすさが67.8%と最も高く、LINE通話などの通話機能が65.3%、QR・バーコード決済が60.3%と続いた。総合満足度および5つのサービス項目すべてにおいて、ソフトバンクが首位を獲得した。

外出シーン別での繋がりやすさ
外出シーン別での繋がりやすさ
利用するシチューエーション別での繋がりやすさ
利用するシチューエーション別での繋がりやすさ

こちらも2024年7月との比較では、各社利用サービスの満足度が増えた結果となり、伸び率トップの項目はNTTドコモが「オンライン動画サービス」、KDDIが「インターネットブラウザ」、ソフトバンクと楽天モバイルが「SNS」となった。

外出シーン別での繋がりやすさ(2024年7月度調査との比較)
外出シーン別での繋がりやすさ(2024年7月度調査との比較)

※18歳から69歳の男女1万人を対象とした予備調査と、4キャリアを契約している2000人を対象とした本調査の二段構成で実施。povoやahamoといったオンライン専用プランやキャリアサブブランドも調査対象に含まれている。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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