「d払い」あるある?の「圏外になって支払えない」問題を解決。オフライン決済機能を提供へ 制約にご注意


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NTTドコモは27日、スマートフォン決済サービス「d払い」において、通信圏外でも支払いが可能になる新機能を発表した。1月下旬から順次展開され、地下や混雑時など電波状況が悪い環境下でもキャッシュレス決済の利用が可能となる。

すでにPayPayなどの競合サービスで提供されているオフライン決済機能だが、仕組みもPayPayと同じく、ネットワーク接続が不安定な状況を自動検知し、専用の支払い画面に切り替わることで利用できる。利用者側での事前設定は不要で、支払い画面に表示されるバーコードやQRコードを店舗側が読み取る方式の加盟店で利用できる。(利用には「d払い」アプリの最新バージョンへの更新と、過去1週間以内のアプリ起動が条件)

なお、この機能では制約として、通信圏外での決済時は「dカード」からの支払い、電話料金合算払い、d払い残高からの支払いのみが利用可能で、その他のクレジットカードは使用できない。また、過去24時間で5回、過去30日間で10回という利用回数の制限が設けられている。その他、キャンペーン・クーポンの適用は通常通り可能だが、dポイントの利用や決済完了時の通知、オートチャージは利用できない。

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かねてより一部都心エリアを中心にドコモ回線が混雑している場合がある際に、決済アプリの起動ができなかったり、通信まで時間がかかったりしてスムーズに決済できないとの不満が寄せられていた。決済方法など制約条件は多いがより便利になるとみられる。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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