「火狩りの王」などの制作会社シグナル・エムディ、6月に解散予定 同じグループ会社Production I.Gと吸収合併
アニメーションの企画制作を行うIGポートは24日、連結子会社である株式会社プロダクション・アイジーと株式会社シグナル・エムディとの間での吸収合併を発表した。後者のシグナル・エムディは吸収合併消滅会社として、6月の解散を予定している。
2014年に設立し、昨年10周年を迎えたシグナル・エムディはすでにIGポートの完全子会社であり、今回の合併は両社が持つ経営資源の有効活用を通じて、グループ全体の収益性改善と向上を目的としている。スタジオ名称「Signal.MD」が存続するかは不明。
シグナル・エムディは直近では2024年から『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』を合併先のProduction I.Gと共同で制作しているほか、同グループのWIT STUDIOとも『絆のアリル』を全2期分制作。単独制作としては『火狩りの王』第1期と第2期、2024年放送の『星降る王国のニナ』などがある。
一方のProduction I.Gは「攻殻機動隊」シリーズや「PSYCHO-PASS サイコパス」、「ハイキュー!!」などを歴任する老舗スタジオ。連結子会社間の合併であるため、連結業績への影響は軽微であると説明している。