アップルは“折りたたみiPhone”を積極開発中?業界アナリストが横折り展開の可能性示唆
アップルが「折りたたみ型のiPhoneを開発している」と推測されて早5ヶ月が経とうとするなか、業界アナリストの新たな推測によると最初の折りたたみデバイスは、従来予想されていた縦折り型ではなく「横折り」になる可能性が浮上している。
ディスプレイの市場分析機関DSCCのCEOを務め、同分野に知見が深いアナリストのRoss Young氏が同社の作成した折りたたみスマホ用ディスプレイに関するレポートを共有。質問も受け付けており、2026年の展開があり得るとされているフォルダブルiPhoneについて「Flip(縦折り)かFold(横折り)どっちになるか?」との投稿に対し「Fold」と回答した。
Flip version was canceled for now. It is a 7.x" Fold. Don't want to go into too many details on X about display sizes.
— Ross Young (@DSCCRoss) December 5, 2024
縦折り型との予測が中心的なものの、同氏はその縦折りについて「今のところキャンセルされた」「7.x インチの折りたたみ式」などと返信しているものの、その具体的な情報源については言及せず、あくまで同氏が内部的に得たもの、あるいは憶測と考えられる。
テクノロジー業界での折りたたみスマートフォン市場はここ1年、度々大きな注目を集めていた。最たる例としてはファーウェイが世界初となる「3つ折り式」の商用化を果たし、40万円で中国国内で販売を開始した。
更に業界全体の動向として急激な薄型軽量化が進んでいるもの現状で、中国HONOR、vivo、Xiaomiを筆頭に競争が激化。ついにはiPhone Pro Maxと同等の薄さを持つものまで出現し、パイオニアのサムスンも後追いする形で新製品を投入している。
そうしたなかで、今年夏ごろより見られる「アップル参入」の予想に、さらなる業界活性化に期待する意見も。一方で製品投入には「アップルが手を出しそうな領域ではない」「デザイン性の追求や利便性を重視した体験が実現できるのか」との懐疑的な立場も多いが、今後はより薄型化された新シリーズを展開する可能性もあるなど、停滞気味だったスマホ分野の活性化に注目したい。