“釘を叩いても平気”と実演まで…OPPOが“格安×強靭”な新品3万円スマホを発売【ハンズオンレポート】
オウガ・ジャパンのモバイルデバイスブランドOPPOは29日、新製品発表会を開催。同ブランドとして約3年ぶりとなるフラグシップ機の投入を行ったほか、エントリー帯からは「OPPO A3 5G」を発表しました。
本機はSIMフリーに加え楽天モバイル、UQモバイルでのキャリア販売も行われる予定で、12月12日発売。「耐久性と性能を両立した新スマートフォン」と銘打つ1台になっています。
叩きつけても耐えるとアピール…色は黒がおすすめです
筐体には約7.7mmの薄型ボディを採用しながらも、高い堅牢性を保持しているとアピール。SGSと米国軍用規格MIL-STD-810Hの認証を取得することで、高さ約1.3mからの落下衝撃にも耐えられるといい、「階段から投げ落とす」デモ動画も用意されています。
また、今回都内某所で開催された発表会ではその堅牢性をアピールすべく耐久テストの実演も実施。特にディスプレイも非常に耐久性に優れているようで、木に刺されたクギを画面で何度も打ち付けるという中々ハードなデモも披露。もちろん破損などは見られずタッチも問題ないようでした。
この堅牢性を持ちつつ価格は3万円とエントリー帯というのは大きな魅力でしょう。高耐久かつ安価な分軽量になっていまが、主な素材はプラスチック。カラーは2色展開になっており黒はやや高級感がありますが、パープルは少し安っぽさが目立つ印象。
指紋や汚れが付きにくい「OPPO Glow」加工はブラックのみの対応となり、パープルは非対応のため、ツルツルで指紋も付きやすいのはデメリットです。個人差もありますので実機もチェックしてほしいところです。
ディスプレイは6.7インチ、最大120Hzのリフレッシュレートもサポートしています。ただし画面解像度は1,604×720ピクセルと粗めかつ有機ELではない液晶なのでその点は見劣りします。
バッテリー性能についてはOPPO Aシリーズ史上最大となる5,100mAhの大容量仕様でありつつ、最大45Wの急速充電にも対応しています。4年間の使用を想定したテストで、バッテリー容量が80%以上維持されるということです。
安価ながらも日本国内で使うには何かと便利なおサイフケータイにも対応。iDやQUICPay、Suica等交通系決済、マイナンバーカードの読み取りが可能になっています。また、エントリー帯あるあるの機能として、microSDXCスロットとイヤホンジャックも備わっています。
性能については(当たり前ですが)値段相応かそれ以下。Antutuスコアは35万〜40万相当となり、軽めの縦画面ゲームであればやや厳しいがOK、グラフィック重めのゲームは快適には遊べない可能性もあります。このあたりは価格とのトレードオフでしょう。
楽天モバイル、ワイモバイルをはじめ、多数のMNO、MVNO、量販店、ECサイトで販売予定。Amazonなどではすでに予約も始まっており、希望小売価格は29,818円となっています。