同人誌通販のメロンブックス、12月からVISAクレカの取扱停止 代替策に「店舗で支払える」新サービス導入


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同人誌・コミック販売大手のメロンブックスは8日、自社運営の通販サービスにおいて12月19日よりVISAブランドのクレジットカード決済を停止すると発表した。

12月18日まではJCB、AmericanExpress、VISAでの決済が可能となっているが、12月19日以降はJCBとAmericanExpressのみの対応となる。なお、店舗については12月中旬より順次、VISAブランドでの決済再開を予定していることも併せて明らかにした。なお、一部の媒体記事には「VISA/Master」との表記があるが、MasterCardは本年9月24日に既に停止している。

そして、ネット通販でのVISA終了と店舗での再開にあわせ、通販利用時に「メロンブックス店舗で通販のお支払いができる」新サービス「メロブ店舗決済」の導入も決定した。

予約商品の対応については、12月19日以降に発売予定の商品を既にVISAブランドで購入した場合、入荷時には決済エラーとなるものの在庫は21日間確保され、その期間内に他の決済方法への変更が可能とのこと。また、通信販売および電子書籍でのVISA/Master決済の再開時期は現時点で未定となっている。

オンライン決済の代替手段として、コンビニ決済、コンビニ後払い、atone翌月払い、代金引換などの方法も案内している。今回の取引停止の理由について、同社は明らかにしていないものの、「直近の時勢を鑑みると、12月19日以前にも決済停止の可能性がある」こと、近年より類似サービスで同様の事案が相次ぐことから、決済事業者側からの規制とみられる。

著者 編集部 経済・社会担当
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