「FGO」人気衰えず9周年 月間ユーザーは100万人超、収益TOP3を7年維持高い継続率がカギ


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今年で9周年を迎えたスマートフォン向けアプリゲーム『Fate Grand/Order(FGO)』が高い人気を維持し続けている。調査会社のレポートによれば、日本での過去3年間の平均MAU(月間アクティブユーザー数)は100万以上で、継続率も高水準を維持している。

2015年にAndroid版とiOS版でリリースされた『Fate Grand/Order』は、アニプレックスが手掛ける「Fate」シリーズのスマホゲーム。原作の『Fate/stay night』が2004年にPCゲームとして発売されているなか、ドラマチックなストーリーと共に、今なお多くのファンから支持が寄せられている。

このほどモバイルアプリ調査会社のSensor Towerのデータによれば、2015年から2024年上半期までの各年の日本のモバイルゲーム収益において、同作はトップ10圏内を維持していることが明らかになった。特に、2016年から2023年までの間はトップ3圏内にランクインし続けているのは、数多の新作が生まれては消えるサイクルの早い業界なだけに、大きな存在感を放っている。

さらに、国別調査によると、本作は中国、アメリカ、韓国など諸国のMAUを比較すると、日本が圧倒的に高水準であることが特徴にあると紹介。2021年8月から2024年7月の期間における日本の平均MAUは100万以上で、一過性の人気ではなく、日本のモバイルゲーマーから継続的に大きな人気を得ていることがうかがえる。

また、ユーザーの離脱率も低い水準にあるといい、同作の継続率は30日目で30%以上、60日目および90日目で25%以上を維持しておりプレイヤーを引きつけ続ける魅力がゲーム内に込められていることが読み取れる。他タイトルの比較しても、リリース1年の新作『崩壊:スターレイル』と同じ規模の平均セッション数/週や平均使用時間/週だという。

プレイヤーの属性推測では、男女比が男性6:女性4の比率、年齢層は25歳~34歳の層が最も高く45%を占めており、これは、「コアゲーマー」からの強い支持があると推察していた。

参考:2024年第2四半期の国内外モバイルゲーム収益トップ5
1位『モンスターストライク』(MIXI)
2位『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)
3位『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』(Joy Net Games)
※FGOは5位

著者 編集部 経済・社会担当
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