楽天モバイル、初のシニア層向け施策 新規獲得に余地あり…15分通話かけ放題+サポートで1780円など提供
楽天モバイルは13日、65歳以上のシニア層に向けた新たなプログラムの展開を発表した。「最強シニアプログラム」と題したプランでは、シニア世代のスマートフォン利用をサポートしつつ、経済的な負担を軽減する料金設定などをアピールしている。
本プログラムでは、楽天モバイルの単一プラン「Rakuten最強プラン」契約者のうち65歳以上を対象に、毎月楽天ポイントが110ポイント還元されるもの。さらに「15分かけ放題&安心パック」など4つのオプションサービスのセットを、通常の2,000円(税込2,200円)から実質1,000円(税込1,100円)で利用できるようになる。
楽天モバイルによると、「最強家族プログラム」と組み合わせることで、3GB利用+オプションで実質月額1,780円(税込1,958円)から利用可能とアピール。「15分かけ放題&安心パック」には15分間の通話かけ放題に加えて、操作サポート、迷惑電話対策、セキュリティサービスなど、シニア向けに特化した4つのサービスが含まれている。
また、これにあわせてシニア層にも触れやすい端末の販売も紹介しており、例えば、「かんたんモード」を搭載した「AQUOS wish4」は48回払いで月額604円からとなっている。
楽天モバイルによれば、契約者のうち壮年期世代、特に若年層が最も多く占めている一方、シニア層には十分なブランド周知ができていないことなどから顧客獲得の余地があるとしている。現在、キャリア契約者数は700万人を突破、じきに800万人も超えるともしており、1000万の大台を突破するための一歩ともみられる。