動きが早い…中国の新興メーカー、iPhone 16の目玉機能「カメラコントロール」ボタンに似すぎた機構を披露


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アップルが先日発表したiPhone 16シリーズで注目を集めた新機能「カメラコントロールボタン」について、これに類似した機能を搭載するAndroidスマートフォンを中国のメーカー・Realmeが新たに展開する可能性が示唆されている。

Realmeの副社長兼CMOであるChase Xu氏が中国のSNS「Weibo」に投稿した動画によれば、カメラコントロールにそっくりな機構を備えたスマートフォンの実機をテストする様子が収められている。

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動画では、このボタンを使用してカメラを瞬時に起動し、ズーム操作などの各種制御を行う様子を紹介。アップルが発表したカメラコントロールは物理的なボタンではなく、触覚フィードバックを備えた感圧式を採用しているが、今回のRealmeのものも同様の技術であることが見受けられる。

これは製品化前のサンプルであるほか、どの端末に実装されるのかは不明。ただ、本動画の公開時期などを考えると、アップルのiPhone 16を模倣したというよりかは、すでに同じコンセプトで一定期間の開発を行っていたと考えるのが妥当かもしれない。

ただ、Realmeがアップルの新機能に似せたコンセプトの機能を実装した例は以前にもある。同社が2023年にインドネシアで発売した「Realme C55」等では、その前年にアップルがiPhone 14の目玉機能として話題になった「Dynamic Island」に似た「Mini Capsule」機能を搭載していた。

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この「Mini Capsule」は中央に配置されたパンチホールカメラの周囲に通知や充電状態などを表示する機能であり、Face IDなどの高度な機能は搭載されていないものの、新興国向けのCシリーズの一環として、わずか約22,000円という手頃な価格で販売されていた。

新機能が搭載される具体的な機種や発売時期については明らかにされていないが、Realmeの過去の事例を考慮すると、比較的手頃な価格帯の製品に搭載される可能性が高い。もっとも、日本国内でRealmeはスマートフォン展開を行っていないので、直接的な関与も少ないと思われる。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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