最近一新されたWindowsの「メモ帳」は使いやすい?機能強化図るが不満の声も…その理由&定番の代替アプリ


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先日、ソーシャルメディアのXにて、Windows 11に標準搭載されているメモ帳アプリをめぐる不満や改善の意見が話題になっていた。本来軽量であるべきアプリの動作が時としてもたつくという内容だ。

Windowsには、リリース当初から「メモ帳」と呼ばれるテキストエディタが搭載されてきた。従来よりテキストファイルの閲覧、編集、保存に特化した極めてシンプルなツールとして知られ、どんなにPCの操作に疎くてもすぐに使うことができる簡便さが魅力となっている。

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そんなメモ帳だが、リリース当時より長らくの間変わらないデザインとなっていたものの、最新のWindows 11では一新された。全体的にモダンかつ、その他の標準ソフトウェアに採用されるデザインに変更することで、より統一感がもたらされた。

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同時に機能についても大幅な改革が行われており、うち代表的なものに「タブ表示」「自動保存」がみられる。これにより、従来だと複数のウィンドウを開いで表示していたものが一つに集約されるほか、編集中での誤った進捗の削除を防ぐなど、より便利なものになった。

しかし、機能の向上に伴い、システムリソースの消費も増加したことで、軽快動作に影響しているとの指摘がなされた。また、テキストファイルの自動保存機能の導入により、従来のメモ帳の仕様が変更され、保存せずに閉じる操作により多くの手順が必要になるなど、慣れないユーザーも多いようだ。

「メモ帳」は中途半端?機能性を求めるユーザーは依然フリーソフトを使用

さらに、高機能なテキスト編集アプリはこれまでフリーソフトで提供されてきたこともあり、そうした機能を必要とするユーザーは結局外部ソフトを利用する傾向にあるため、標準アプリの機能向上には「中途半端」だとして、あまり期待していないという声も聞かれる。

メモ帳の代替アプリとしては、海外製のNotepad++、EmEditor、国内製のサクラエディタ、秀丸などが挙げられる。

世界的に知れた人気テキストエディタの一つであろう「Notepad++ (ノートパッド プラスプラス)」は、オープンソースで開発されており、高機能かつ軽量な標準ソフトに加え、豊富なプラグインと多言語対応、シンタックスハイライト機能も搭載。一般的なテキスト編集だけでなく、簡単なプログラミングにも利用できる。

一部シェアウェアで、知名度も他者にはおとるものの「EmEditor」も非常に優秀で、こちらは大容量ファイルの編集にも強く、他ソフトにもあるような正規表現検索に加えてCSV編集など、高い機能性を有する。

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一方、日本製のテキストエディタとしては「サクラエディタ」「Terapad」や、有料ソフトの「秀丸」が有名どころ。日本語に最適化された国内製ならではの高速動作ガウリとなっている。

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標準アプリに使いづらさを感じた場合、こうしたサードパーティ製アプリを試してみるのも一案だ。ただ、いくら機能追加が行われたとはいえ、観測する限り新しい「メモ帳」アプリも非常に軽快な部類。そのため、デザイン面を重視したり、特にこだわりのない方は特段乗り換えの必要はないかもしれない。

著者 編集部 IT/デジタル担当
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