セガサミー、スロット「北斗の拳」ヒット反動で4-6月期は減収減益 今後は「ソニック」新作や目玉の遊技機展開予定


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SEGAやサミーなどで知られるセガサミーホールディングスは2025年3月期の第1四半期決算を7日に発表。売上高は前年同期比3.2%減の1,047億円、営業利益は15.0%減の193億円となり、前期の遊技機展開の反動により減収減益だった。

主力となるエンタテインメントコンテンツ事業では、コンシューマゲーム分野が好調で増収増益。新作「真・女神転生Ⅴ Vengeance」が発売3日間で全世界累計50万本を突破したほか、前期発売の「ユニコーンオーバーロード」や「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」(リマスター版)などのリピート販売も好調に推移。映像分野では「ソニック」シリーズの映像作品による収入が増加、トイホビー関連は円安相場でのコスト増加を不安視したが、堅調に推移した。

一方、全体での減収減益の主な要因は遊技機事業。同事業からは前年同期に「スマスロ北斗の拳」がサミーから発売され、これが大ヒットしたことによる反動減が響いた。一方で、「スマスロ ゴールデンカムイ」など新作も販売し、こちらは堅調だったという。今後については同社初となるスマートぱちんこ機「e北斗の拳10」を8月に展開する予定で、「今期の目玉」とアピールしている。

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また、今年5月の中期計画をもって新設された「ゲーミング事業」では、米国向けにビデオスロットマシンの新筐体「Genesis Atmos」対応の「Railroad Riches」を投入し、高稼働を記録した。このほか、傘下の韓国の統合型リゾート「パラダイスシティ」では、日本人VIP客のカジノ利用が好調だったという。

リゾート関連では、フェニックスリゾート株式会社の株式譲渡を行ったことで特別利益約84億円を計上。これにより最終損益は減益だった営業利益から一転、前年同期比42%増と伸びた。通期業績予想は据え置き、今後は、主力新作ゲーム「メタファー:リファンタジオ」や「ソニック × シャドウ ジェネレーションズ」の発売を行う。

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オタク総研編集部

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