サイバーエージェント、業績見通しを上方修正 ゲーム事業で「学マス」等新規タイトルヒット影響
サイバーエージェントは31日、2024年9月期第3四半期(4月~6月)決算を発表し、四半期連結での業績見通しの上方修正を行った。主要3事業が好調に推移したことや、ゲーム事業で新規タイトルがヒットしたことを主因に、前回2023年11月発表比で売上高を5.3%増の7,900億円、営業利益を36.7%増の410億円にそれぞれ修正した。
インターネット広告事業は四半期ベースで過去最高を更新、ABEMA等メディア事業も前四半期に続き黒字化を達成するなど好調となり、結果として全ての事業で前年同期比で増収増益を記録。ゲーム事業では、グループ子会社のQualiArts社が開発するアプリゲーム「学園アイドルマスター」のヒットが大きく影響したとして、投資家向けスライドで説明した。
同作は3月に発足した「アイドルマスター」シリーズ新ブランド初のゲーム作品として、バンダイナムコエンターテインメントから配信されており、リリース直後より各アプリストアのダウンロード数、セールスランキングを席巻。民間調査によるデータでも成長量4位をつけるなど、好調な滑り出しを続けている。
また、Cygamesの看板タイトルの一つ「ウマ娘プリティーダービー」についても、本年5月に公開した映画は初動1カ月弱で興行収入10億越えのヒットを記録するなど、継続的な話題創出により、長く愛されるIPへの成長をアピールした。このほか同期には4本の新規タイトルをリリースしており、以降もコンソールを含めた展開を予定している。
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