海外のZ世代で超流行中のSNS「BeReal」が面白い!Z世代ライターが徹底調査


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今、海外で猛烈に流行していると噂の新しいSNS「BeReal」をZ世代記者がいち早く試してみたので登録方法や何が面白かったのかを中心に徹底調査レポートとして紹介する。

流行中の「BeReal」とは?

BeRealとは「加工をしないリアルな自分」を見せるSNS

BeRealとは写真ベースのソーシャルネットワーキングサービスであり、タイトルでも書いてある通り、海外(アメリカ)のZ世代(1995年以降生まれ)の若い人の間で猛烈に流行しているSNSでもある。

Androidアプリはすでに100万ダウンロードを達成しており、2022年に入って315%の成長(ダウンロード数)を達成したまさに今急成長のSNSである。

アプリ名の通り「リアルであれ」という意味が込められており、最大の特徴は「加工が一切できない」という点だ。

通常、TikTokやInstagram・Snapchatは美顔フィルターやスタンプといった自分をより良く見せる加工機能が搭載されており、それらを施して投稿するユーザーが多い。
一方、BeRealは加工機能が無く撮影したら即投稿という類似サービスとは似て非なるコンセプトで提供されている。

通知が来て2分以内に”リアルな自分”を撮影せよ!

もう一つ大きな特徴があり、それは毎日ランダムな時間に通知が届き、投稿すると決めて2分以内に写真を取らなければならない規則があるということだ。

 

2分以内に写真を撮らなければ、自分が投稿するまで他人の投稿を閲覧できない

また、通知はランダムな時刻に送信されるため「映えスポットでパシャリ」のような事も不可能なのだ。本当のありのままの自分を見せる仕様である。
布団の中でスマホいじってるならスマホいじってる自分を撮ればいいし、散歩してるならその写真を撮ればいい。そんなSNSなのである。

通知は1日に1回

実際に見ると分かるのだが、寝ながら投稿したり授業を受けながら投稿したりと何でもアリでとても面白い。

このように、今までのSNSとは全く異なる独特な風潮があるため、実態を調査すべくインストールして試してみることにした。

BeRealを実際に使ってみた

BeRealのアカウント作成は非常に簡単で招待のような制度は無く電話番号だけで登録が可能だ。アプリをインストール(リンクは最下部に記載)し、全てアプリ上で操作する。なお、iOSとAndroidの両方に対応している。

通知から写真を投稿してみよう!

アカウント登録が完了すると、早速先程紹介したBeRealの特徴である「通知」が届く。通知をタップすると撮影画面が表示されるためその時のありのままを撮影してみよう。

なお、撮影にはフロントカメラ・リアカメラ両方が使われるため今いる景色と自分の顔が撮影されることになる。

投稿されるのだが、デフォルトではフォロワーのみにしか公開されない。そのため、全世界に公開するにはディスカバリーへの投稿を許可する必要がある。

ディスカバリータブには全世界の若いユーザーの「ありのまま」が表示される。全てのBeRealユーザーが同じ時間に投稿されるため、全世界の”今”を擬似的に体験できる。

 

返信も写真で?「RealMojis」が面白い!

BeRealには他SNSと同様に返信機能があり、コメントをテキストでも送信できるのだが、RealMojisと呼ばれる写真で返信するという独特な機能が存在する。RealMojisは「絵文字を自分で表現してみよう!」というコンセプトで提供されている。
ディスカバリーに投稿されている写真の右下をタップしてみると絵文字があるのでタップ。

初めて使う場合にはチュートリアルが表示され、絵文字を表現しましょう!と促されるのでパシャリ。

 

自分の投稿にRealMojisが投稿されたら通知してくれる。初めて通知をもらった時、どこの誰かわからない人からグッド!と言われる気分になり、非常に嬉しかった。

Z世代記者が試した感想

コミュニケーションツールの革命か?

特に筆者が面白いなと思った点は「RealMojis」で、これまでの一般的なテキストベースSNSの不十分な点として、「いいねを押している人がどういう気持ちで押しているのかわからない」という点が挙げられます。

これはInstagramなどの非テキストベースSNSでも同じことが言え、投稿自体は写真でも所詮リアクションは「いいね」か「コメント」だけ。送った人がどう思っているのかが分かりづらい。

BeRealはその点、リアクションも写真で行うため非常に面白い。いいね!という思ったらサムズアップしてる写真を送ればいいし、凄い!って思ったらびっくりした写真を送れば良い。そんな感情表現ができるのである。

対面でのコミュニケーション程の満足度・再現度とはいかないものの、テキストでは補えない感情表現が出来るSNSであると感じた。

SNS中毒になりにくい設計

Z世代に限らず問題となっている、SNSから抜け出せない「SNS中毒」にBeRealはなりにくいアプリ設計であると感じた。

Twitterなどの場合、タイムラインを遡って…しばらくしたらまたタイムラインを更新して…トレンドを検索して…といったSNSの楽しみ方が有るが、BeRealはいい意味で機能がシンプル。

写真を撮って共有して、その時の皆を見てハイ終わり!作業に戻ろう!といった切り替えが非常に簡単であるSNSであるとしばらく使ってみて感じた。

日本ではレビューすら無い=これから流行る?

海外ではバズっているのはわかったけど日本ではどうなのか?結論から言えばアプリのレビューすら1個もない全く無名なアプリだ。

BeRealのユーザーを見れば、ほとんどが大学生かそれ以上の若い世代であることが分かる。日本では全くはやってないが、写真コミュニケーションが基礎なので英語・外国語が分からずともOK

英語で書いたらリアクションされやすい

もし日本でバズった際のパイオニアになりたいといった動機でもいいだろう。ありのままを見て、ありのままを見せるSNSを特にZ世代に試してもらいたい。

アプリ詳細

アプリ名:BeReal
カテゴリ:ソーシャルネットワーク
料金:無料
公式サイト:https://bere.al/
対応OS:Android・iOS

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。