TOKYO MX、新社長に元アニメビジネス局長 “マニアック戦略”強調も翌日には「バラダン」終了報道が話題に


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東京メトロポリタンテレビジョン株式会社(TOKYO MX)は今月19日付に公表した役員人事にて、佐藤真紀氏が新代表取締役社長に就任したことを発表。佐藤新社長は6月26日に開催された社員集会で就任の挨拶を行った。

TOKYO MXは東京都およびその一部周辺県にて視聴可能な関東ローカル地上波局として、レギュラー番組「5時に夢中!」をはじめ、50作品以上のアニメ作品を毎週放送。他局とは一線を画すマニアックな戦略でアニメファンなどからも支持されている。

そんな同局にて新社長に就任した佐藤氏は、1994年のTOKYO MX開局準備時代に入社しており、前任は放送するアニメ調達などを行う「アニメビジネス局」の局長を務めていた。

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社員集会では「皆さんとともに、変化を続け、皆さんとともに進化していきたいと思っています」と述べたうえで、自身のアニメビジネスでの経験を活かし「アニメの製作委員会」を引き合いに出しながら、チーム一丸となって作品やコンテンツに愛情を注ぐことの重要性を強調した。

一方、その新社長就任の翌日には、TOKYO MXの看板番組の一つである「バラいろダンディ」が9月で終了するとの報道が一部より発せられ話題に。公式からは同内容に関する発表は行われていないものの、平日21時のレキュラー番組であることから、視聴者からは心配する声が寄せられていた。

佐藤社長はこの挨拶の中で、「時には辛い選択をすることもあるかもしれません」とも述べており、この番組終了の可能性を示唆していたとも捉えられる。一方で、「新たなものにチャレンジする」という前向きな姿勢も示しており、翌年の開局30周年に向けた今後の番組編成や経営方針に注目が集まっている。

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オタク総研編集部

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