Galaxyに続きXiaomiも意図的にゲームの処理性能を下げていることが明らかに(小話56)
Geekbenchの創業者によってXiaomi製スマートフォンが意図的にゲームの処理性能を抑えているとの結果が報告された。
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最大30%の性能低下も
スマートフォン向け有名ベンチマークアプリを提供するGeekbenchの代表John Poole氏は「Xiaomiもアプリケーション識別子に基づいてパフォーマンスを決定している。」とのツイートを投稿。
Looks like Xiaomi is also making performance decisions based on application identifiers.
— John Poole (@jfpoole) March 27, 2022
※アプリケーション識別子とはAndroidアプリケーションに一意に宛てられる逆ドメイン名のことで、例えばウマ娘はjp.co.cygames.umamusumeというIDになっている。
Poole氏はXiaomi製スマートフォン「Mi 11」を用い、Geekbenchアプリでベンチマークを行った。
その後、Geekbenchアプリ識別子をFortniteに変更した状態でベンチマークを行うと、マルチコアで15%・シングルコアで30%のスコア低下が見られたと報告している。
Here are results from a Xiaomi Mi 11 running Geekbench and Geekbench disguised as Fortnite. Single-core scores are 30% lower, and multi-core scores are 15% lower, in the Fortnite build. https://t.co/wGAnSi73gR
— John Poole (@jfpoole) March 27, 2022
https://browser.geekbench.com/v5/cpu/compare/13886757?baseline=13886569
今月初めにSamsungも意図的に性能低下をしてた事が判明
このような事例は今回が初めてではなくGalaxyブランドを展開するSamsungも同様に意図的に性能を制限していたことが今月初めに判明。公式から謝罪声明が出ていた。
ネットリーカーが3月の初旬に、GOS(Game Optimizing Service)という機能を使ってゲームのパフォーマンスを制限して、ゲーム体験を劣悪なものにし、1万個以上のアプリに性能制限をかけている事がわかる「識別子リスト」がリーク。
Samsung created an app called GOS and used the app to limit game performance, making the gaming experience worse. However, according to what the Korean community found out today, Samsung confirmed that it has put performance limits on more than 10,000 apps… pic.twitter.com/U58AreZZoo
— 한가련 (@GaryeonHan) March 2, 2022
製造元のサムスンは本件に関して調査を行い、GOSによるアプリ制限が行われている事を正式に認め、今後できるだけ速いGOSの更新を行いパフォーマンス優先機能を搭載する事を発表した。
この件に関し、識別子の一覧にベンチマークアプリは対象となっていないことからも批判を受けていたため、今回同様の問題としてXiaomiも調査したことが伺える。
Samsungの件以前にもOnePlus社も同様の問題も起こしており、Xiaomi社からは今の所正式は発表は無いため正式な情報ではないが30%の低下の結果を見るとやはり明確な制限を行っていると言えよう。
正式の声明が待たれる。