大黒屋、LINE上で“AI鑑定”活用しヤフオクに代行出品するサービスを展開 ホビー類の対応は検討


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質屋・古物商大手の大黒屋は27日、LINEヤフーが運営する「LINE」「Yahoo!オークション」を活用したブランド品の買い取り代行サービス「おてがるブランド買取を発表し、同日より提供を開始した。

このサービスはメッセージアプリ「LINE」に開設された公式アカウントを通じて、中古ブランド品を大黒屋が買い取り「Yahoo!オークション」に出品、落札金額に応じて追加の買取代金を利用者に還元するというもので、LINEヤフーの提携により提供される。

登録から集荷、買取、入金まですべてのやり取りはLINEのトーク画面上で行われ、オークション出品前には「AI鑑定士」と呼ばれるAIを活用した簡易画像査定により、めやすとなる買取額が提示される仕組みも採用。大黒屋では約8年前からAIを鑑定や査に応用する技術開発に取り組んできたとしており、商品画像データをもとにブランド・商品カテゴリーを特定する画像認識技術や、ユーザーから得られるテキストを理解する自然言語処理を活用しているという。

本サービスの発表が行われた同日には、都内で発表会見も開催され、会場にはお笑い芸人・ぺこぱのシュウペイさんが出席。自身が所有しているルイ・ヴィトンのショルダーバッグ「モノグラム シャドウ デュオ メッセンジャー」を用いて製品デモを実演したほか、自身の持つ”お蔵入りネタ”を査定してもらう企画も組まれた。

なお、現時点での取り扱い対象はブランド商品のみとしており、限定ホビーをはじめとした希少価値の高い物品や骨董品類への対応については「今後検討していきたい」と担当者が話した。

オタク総研編集部

著者 オタク総研編集部
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