資料館「ニンテンドーミュージアム」今秋オープンへ USJ内『ドンキーコング』新エリアも同時期に開業予定
任天堂は7日、2024年3月期の通期決算を発表。同日公表した決算資料内でIP(知的財産)を活用した施設展開について言及し、建設中とされていた資料館施設「ニンテンドーミュージアム」が2024年秋にオープン予定であることが明らかになった。
ニンテンドーミュージアムは任天堂の社史やこれまで発売されていた商品などが展示される資料館として、同社宇治小倉工場をリノベーションしてのオープンが控えていた。2023年に配信された発表番組では年度内のオープンを見込んでいたものの、続報は見受けられなかった。しかし、今回の発表中では「ミュージアムの建屋は既に完成し、現在は開業に向けた準備に入っています」と報告。準備が整うには今しばらく時間を要するとした上で、年内秋頃の開業を伝えた。
また、テーマパークでのIP展開においては、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内『スーパー・ニンテンドー・ワールド』の拡張エリアとして、2024年春のオープンが予定されていた『ドンキーコング・カントリー』について「工事が最終仕上げ段階に入っているものの、さらに完成度を高めるため」として、オープンを2024年後半に後ろ倒しになったと述べていた。(情報自体は既出)
これらを含めたIP展開は“ゲーム専用機ビジネスの持続的な活性化”に必要な要素だとして、近年重要視しており、3月10日の「マリオの日」には『スーパーマリオ』の新たなアニメ映画の制作を進行を発表したほか、現在『ゼルダの伝説』の実写映画の企画開発を進めているなど、その動きは映像分野でも顕著にうかがえる。