サンリオ、業績予想を上方修正 売上高を155億円積み増し「キティ」など人気高まりで
サンリオは5日、今年8月に公表した2026年3月期までの通期連結業績予想を修正したことを明らかにした。
売上高は前回予想から155億1000万円増の1843億円、営業利益は29億円増の702億円、当期純利益は19億円増の494億円にそれぞれ引き上げた。前回予想に対する増加率は各種4.0%〜9.2%。
前期実績は売上高1449億400万円、営業利益518億600万円、当期純利益417億3100万円だったため、前期比でも大幅な増収増益となる。
業績予想修正の理由について同社は、当中間連結会計期間において「グローバルで推し進めている複数キャラクター戦略や様々な施策が奏功し、『ハローキティ』をはじめとする当社キャラクターのさらなる人気の高まりを受けて、業績は計画を上回って推移いたしました」と説明。好調業績を織り込むとともに、第3四半期連結会計期間以降においても引き続き堅調な売上推移が見込まれると予想している。
一方、米国関税政策の影響によるキャラクター市場全体の下振れリスクや、成長に向けた戦略的な販売費及び一般管理費の増加も織り込んだことで、利益予想は売上予想対比で増加率が抑えられている。