「千本桜」生歌唱も…小林幸子、超会議で“ギャル×DJ”に初挑戦「クセになる」新たな“ラスボス”の姿に大反響


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4月27日(土)と28日(日)の2日間、幕張メッセにて開催されたイベント「ニコニコ超会議 2024」に演歌歌手の小林幸子さんが出演。会期最終日に会場内「超踊ってみた」ブースにて“ギャル姿”で登壇し、リアルやネットで大きな反響を呼んだ。

今年で芸歴60周年を迎える演歌界の大ベテランである小林幸子さんは、2010年代より「ニコニコ動画」で動画投稿活動を開始。ボーカロイド楽曲のカバーを“歌ってみた動画”として投稿したり、オリジナルMVを公開したりするなど、ネット上では”ラスボス”として親しまれている。

その精力的な活躍はリアルイベントにも及び、ニコニコ主催のライブイベント「超パーティー」では観客を圧倒させる豪華衣装で出演するほか、超会議でも複数ステージに出演。そして12年目の開催となった今年の「ニコニコ超会議 2024」では「ギャル界のラスボス・さちぴ★」をテーマに“ギャル×DJ“に初挑戦した。

4月初頭の発表時には多数の期待の声が寄せられており、開催前から大注目を集めていた本企画。この日の「超踊ってみた」ブースには“さちぴ★”を一目見ようとエリアに収まりきれない観客が足を運び、ステージに呼び込まれた幸子さんは「クセになりそう!」と一言。ガングロメイクからルーズソックスまで、かつて空前の流行を遂げた“Y2K(Year2000)”コーデを初お披露目すると、早くも「さちぴ★」コールが巻き起こっていた。

DJ×ボカロ×ギャルコーデで魅せたラスボスのステージ

その後、ステージではこの日のために現役DJからの習得練習も行ったというDJパフォーマンスが繰り広げられた。選曲はボーカロイド曲を中心に行われ、ニコニコ動画で250万再生超えを誇る「サチコサンサチコサン(替え歌)」や、自身のVOCALOID・Sachikoとのコラボ曲「脳漿炸裂バーサン」、そして「ぼくとわたしとニコニコ動画」などが立て続けに披露された。

また、パフォーマンスの随所には本企画にて全面バックアップを務めたギャル雑誌「egg」のモデルや、ニコニコ動画などで活動する踊り手集団によるパフォーマンスも展開され、時折ターンテーブルから飛び出しパフォーマーや観客とコミュニケーションを取る姿も伺えた。

そして最後には過去のニコニコ主催のイベントでも歌われてきた「千本桜」を生歌唱×生DJで披露。演歌歌手として培ってきた持ち前の圧巻される歌唱力と、芸歴60周年でも新たな挑戦を続ける“ラスボス”の魅力を最大限発揮し、会場にさらなる熱気をもたらした。

約20分に及ぶパフォーマンスを終え、感想を聞かれた幸子さんは「アゲアゲ~」といった“ギャル語”を交えつつ「不安だったけどすごく楽しかった」とコメントし、観客には「次の機会があったら来てくれる~?」として“さちぴ★再来”に期待をもたらした。

その後の囲み取材で本企画への感想を問われた幸子さんは「冗談かと思った」と提案時の印象を語りつつも、ギャルコーデの準備には「2時間ぐらい掛かっています」と裏話を交えつつ「新しい自分を発見するには年齢関係ないと思うので、一つの趣味としてやってもいいんじゃないでしょうか。」とアドバイスを寄せた。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。