『ニコニコ超会議 2024』前年比増“12.5万人”が来場 ユーザーの主体性尊重、豪華ゲストも降臨したリアルとネットの祭典


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4月27日(土)と28日(日)の2日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)にて大型イベント「ニコニコ超会議 2024」が開催され、両日合わせて12万5,362人が来場(公式発表/速報値)。前回開催比でのべ6千人増となったことがわかった。

「ニコニコ超会議」は動画共有サービスや生配信サービスを運営するニコニコが2012年から開催しているユーザー参加型の大規模イベント。12年目となった今回は「ひとりのこらず 主人公。」をテーマに幕張メッセ全館を用いて行われ、協賛社によるブース出展から、「歌ってみた」「踊ってみた」「配信者」等の“ニコニコらしさ”あふれるステージまで多数の催しか行われ、にぎわいを見せた。

また、今回はユーザー個人が出展するエリア「クリエイタークロス」の出展者が前年比6.8倍の900組超え、「THE VOC@LOiD 超 M@STER 55」など併催イベントを含めた総出展者は1,131組にのぼり、イラストから楽曲、自作グッズなどの創作物販売からパフォーマンス披露まで、多くのクリエイターで盛り上がっていた。

多くのステージイベントはニコニコ生放送でのオンライン中継が行われており、うち「超フードコート」などでは生配信の視聴者からの差し入れでカレーを会場で振る舞うという企画も実施された。会場の随所にはコスプレを楽しむユーザーやコスプレイヤーが見受けられたほか、アニメやゲームのラッピングを施した“痛車”が集結。リアルとネットの融合を会場一体で楽しんだ。(なお、近年恒例だった『超歌舞伎』の同時開催は行われていない。)

超会議では今年もユーザー出展以外に多彩な企画も展開。毎年強烈なパフォーマンスで会場を驚かすラスボスこと小林幸子が、今年は「ギャル界のラスボス・さちぴ★」として登場すると、ギャルファッションでステージに立ち、自身の楽曲のボカロRemixを含む計12曲でDJパフォーマンスを初披露し、会場は大いに盛り上がりを見せた。クリエイタークロスには堀江貴文氏が「超宇宙開発ブース」を出展し両日参加したほか、新作映画『SINGULA』の公開を控える堤幸彦監督監督もブース出展し、28日は本人も登場するなど、多くの豪華出演者が会場を盛り上げていた。

ニコニコ超会議2024
日時 2024年4月22日(月)~28日(日)
※リアル:4月27日(土)・28日(日)
主催 ニコニコ超会議実行委員会
会場 リアル開催:幕張メッセ

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。