ブシロード、プロレス関連事業の組織再編へ　「スターダム」運営元を新日本プロレスに譲渡し孫会社化

ブシロードは23日、同社が手掛けるプロレス関連事業の組織再編を行うと発表。現行の子会社「ブシロードファイト」の全株式を同じく子会社の新日本プロレスリングに譲渡、社名を「スターダム」に改め、孫会社化することが同日開催の取締役会にて決議された。

今回の再編の目的は、ブシロードグループのスポーツユニットにおける事業の重複業務を削減および、事業効率の向上によるものだとしており、6月28日の株式譲渡を見込む。

ブシロードは、「ヴァンガード」をはじめとしたトレーディングカードゲーム事業を中核に、デジタルゲーム事業、IPの企画・開発・プロデュース事業を行うほか、国内有数のプロレス団体「新日本プロレスリング」を有しており、興行をはじめとしたスポーツ事業も展開している。この度孫会社となる「スターダム」もスポーツ事業に内包されており、同名の女子プロレス団体の興行やコンテンツ配信、ファンクラブの運営を行っており、現・ブシロードCEOの木谷高明氏がオーナーを務める。

同社は本年3月末にもメディアミックスプロジェクト『ARGONAVIS』の運営会社をブシロードミュージックへ吸収合併するなど、積極的な組織再編を実施。今回の再編について同社は「将来にわたって当社の企業価値向上に寄与するものであると考えております」との見解を示しており、「スターダム」ブランドの知名度向上なども図りたい意向もうかがえる。

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