「原神」の開発社名が変わり、衣装差し替えが起こった件=中国の表現規制逃れか(オタク小話44)
Playストアの表記がMiHoYoではなくなる
早速Google Playストアのページを観ていただければわかるのですが、COGNOSPHERE PTE. LTD.に変わっていることが分かります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.miHoYo.GenshinImpact
社名の英語表記が「Pte Ltd」と付く場合、シンガポールの企業であることが多く、今回の場合は名前が変わっているだけという報告がなされていました。
ゲーム内衣装が差し替えられる
そして本日、2022年1月5日に原神公式Twitterにて「キャラクター衣装の差し替え」が発表されました。
【重要】
「ジン(風)」、「アンバー(炎)」、「ロサリア(氷)」、「モナ(水)」のデフォルトコスチュームを基準に、一部のデザインを再設計した「オルタコスチューム」を実装する予定です。実装時期については、今後のお知らせよりご確認ください。▼詳細はこちらhttps://t.co/3ngYSbltHG#原神
— 原神(Genshin)公式 (@Genshin_7) January 4, 2022
画像の掲載は出来ませんが、観ていただければ露出部分が減っていることが分かります。
また、普通なら無視すれば良い投稿を非表示にされている点も多少ではありますが関連しているのかと思わされました。
中国の表現規制逃れ
原神の運営元は中国の大手ゲームメーカーのMiHoYoで、ソシャゲ業界で近年非常に増加している日本に進出した中国資本の一つです。
中国国内企業のソシャゲの日本市場への進出は近年非常に増え、特にYostarとMiHoYoは「原神」「アークナイツ」などの有名ゲームのパブリッシャーです。また、中国最大手の動画投稿サイト「BiliBili」も日本市場に参入しています。
そんな盛り上がりのある中国資本(共産主義だから資本という言い方に違和感…)ですが、近年中国当局によるゲームやアニメの表現規制が顕著なものに。(上は去年のGAME WATCH掲載記事)
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1342086.html
中国当局は昨年下半期からより一層厳しい表現規制措置を講じる恐れがますような報道がなされており、今後の対応がますます注目されます。
今回のPlayストア表記変更もそれらの規制にも対応できるよう、シンガポールに支社を置いて日本国内で配信するルートを確保する手段として汲むと辻褄が合うのではないかと感じます。