”マックスむらい”こと村井智建氏、AppBank社長を退任へ 今後は社員として事業を担当、菓子ブランド等を推進


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AppBank株式会社は26日、YouTuberや実業家として知られる”マックスむらい”こと村井智建氏を同社の代表取締役社長から退任する旨の決議を取締役会にて承認し、現・CFOの白石充三氏を後任として選出した。

村井氏の処遇については現職退任後に「当社従業員として入社し、引続き事業推進を担当する」とのことで、村井氏は本件に係る報告として「マックスむらい、社長を辞める事になりました。」とのタイトルの動画を公開。動画ではAppBank社員2人に”ドッキリ”という形で退任することを告げたのち、本決議に至った経緯や今後の対応について詳しく説明した。

村井氏は現状のAppBankは「AppBank.netを中核とするオンラインメディア事業、YouTube「マックスむらい」チャンネル等の動画事業、原宿エリアでの実店舗展開」の3つを手掛けているとした上で、うちメディア事業は本年1月に事業縮小を行ったことを振り返った。

その中で今回の決定の背景には「より現場でバリバリ働けるように」との意向によるものだとしており、自身が原宿でプロデュースする菓子ブランド「友竹庵」をはじめとする各事業を引っ張りたいと思いを語っていた。

同社は今月14日にも直近の通期決算(2023年12月期)を発表しており、売上高は4億9千万円、営業損失は3億7千万円を計上し、前年同期比ベースで増収減益を記録していた。実店舗展開においては「すとぷり」等の人気商材とのコラボやインバウンド需要などが売上に貢献した一方、メディア事業は「検索アルゴリズムの変更によるPV数の減少」等が影響したことで、損失が拡大する格好に。

今後についても同社は売上拡大と利益拡充を図る必要があるとしているほか、東証グロース市場の定める上場廃止基準「上場後10年経過後に時価総額40億円以上」の早期達成を強く意識していた。なお、27日の同社株価は村井氏の退任発表が好材料となり、一時153円を付け、ストップ高を記録していた。

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