KLab、パルワールド開発元と「カジュアルゲーム共同開発」発表 4年前から協議、株式は買い注文殺到
モバイルゲーム開発を手掛けるKLab株式会社は26日、先日発売された「パルワールド」の開発元である株式会社ポケットペアとハイブリッドカジュアルゲームの共同開発・運営を行うことを発表。これを受けて東証プライムのKLab <3656> 株はストップ高気配となっている。
今回協業を発表したポケットペア社は、インディーゲーム開発・運営会社として、Steamにおいて全世界売上ランキング首位の獲得歴も多数ある実力派。グローバル市場で受け入れられるゲームを開発するという事業ミッションを掲げており、先日1月19日にリリースしたマルチ対応モンスター育成オープンワールドサバイバルクラフトゲーム『パルワールド / Palworld』はリリースからわずか5日半でSteam売上本数800万本を達成し、早くも大ヒットを記録。
そんな勢いあるポケットペア社について、KLabは2020年より今回の協業を模索していたことを発表にて明かしており、複数のプロトタイプ開発とKPIテストを経て、今回の事業化に至ったことを報告していた。ハイブリッドカジュアルゲームは、シンプルなカジュアルゲームと長期間遊べるオンラインゲームの要素を融合させたもので、課金と広告収益の両方から収益を得るという特性が存在する。
2020年からはグローバルでその人気が増加しており、調査会社Sensor Towerの予測では、2023年の市場規模は約3100億円となるとの見方も。今回の協業により、「スクフェス」など多数のモバイルゲームを手掛けてきたKLab社が持ち寄るゲームモデルの運用経験とポケットペア社の開発力との融合でヒット作の創出を目指す。