サイバーエージェント、FY2023通期は売上微増・大幅減益 “FIFA効果”でABEMA躍進も「ウマ娘」ヒット反動影響


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サイバーエージェントは1日、自社の2023年9月期における通期決算を報告した。同日公開された各種決算資料によると、ABEMAを含めたメディア事業や広告事業は増収になるも、ゲーム事業の反動により売上高は7,202億円(前年同期比+1.5%)、営業利益は245億円(同−64.5%)を記録。通期予測に概ね着地した。

メディア事業に内包する「ABEMA」関連事業については、広告と周辺事業が好調に推移したことで通期売上は+25.9%の1,411億円にのぼった。営業損失は-115億円と、試合無料生中継で脚光を浴びた「FIFAワールドカップ」の大型投資を行いつつも通期ベースでは8億円の縮小となった。ABEMAについては「FIFAワールドカップ」の施策が功を奏し、+240万WAUのベースアップを遂げ、直近平均1,879万WAUを記録したことも明らかにした。

ゲーム事業では2021年2月のリリース以降、爆発的ヒットを果たしたスマートフォン向けゲーム「ウマ娘プリティーダービー」の反動等が大きく影響しているとし、売上高は−21.6%の1,791億円、−62.5%減の227億円に。今後について「ウマ娘 プリティーダービー」ではTVアニメ新シリーズや周年キャンペーン等を継続的に行うことで“10年IP”を目指すと改めて強調しているほか、「呪術廻戦 ファントムパレード」等の新作タイトルでのヒットを狙う。

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オタク総研編集部

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