テレビ朝日、コトブキヤと「IP共創」などで資本業務提携 同社の筆頭株主に


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ホビーの製造販売大手であるコトブキヤ(株式会社壽屋)は11日、株式会社テレビ朝日との間で資本業務提携契約を締結したことを発表した。

本提携により両社は相互に協力するパートナーとしてさらなる成長を図るとしており、今後の取り組みとして「オリジナルIP・コンテンツの共同開発及び二次利用の共同開発」「両社の保有するIP・コンテンツを活用した商品化、メディア展開等におけるさらなるビジネス展開」「メタバースなど新領域でのビジネス展開」「人事交流を通じた両社のコンテンツ開発・展開力の強化」などを挙げた。

発表に際し同社は「メディア・放送業界におけるリーディングカンパニーであるテレビ朝日と連携することで、オリジナルIP創出・拡充による収益力を強化するとともに、新領域への事業展開を加速します。また、双方の保有するコンテンツを活用し包括的な連携を行い、これまでにないコンテンツの企画・開発を検討してまいります。」とのコメントを寄せた。

なお、これに伴い、本発表と同日に株式会社壽屋は投資家に向け「株式会社テレビ朝日との資本業務提携並びに主要株主の異動及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」との文書を公表。株式会社テレビ朝日が新たに同社株式の12.89%を保有し、筆頭株主に着任したことが明らかになった。

株式会社テレビ朝日を擁するテレビ朝日ホールディングスでは、2023年度より新たな中期経営計画「BREAKOUT STATION!新しい時代のテレビ朝日 経営計画2023-2025」を掲げており、なかでも「アニメ・ゲーム事業」や「メタバース事業」は大きな成長領域と位置付け、成長の好循環を生み出すための投資をおこなうため500億円の戦略投資枠を設定していた。