コンテンツにおける「信者のアンチ化」に関するメカニズムを考察&解説【小話#24】

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オタク小話第24週です。今回はふと思った信者がアンチ化するメカニズムを解説していきます。(九州で執筆する記事はこれで最後です。福岡空港で入稿してますw)

「信者」と「アンチ」の共通点

あらゆるコンテンツには少なからず支持する「信者」批判する「アンチ」が存在します。この2者、一見対立する全く異なった人間に表面上見えますが実際はどちらも熱狂的という共通項があります。

某いらすとや

熱狂的という言葉を先程の下線部に追記するとわかりやすいでしょう。熱狂的に支持する「信者」熱狂的に批判する「アンチ」。なんとなく分かったでしょうか。

具体的に想像することも容易です。例えばAKBや坂道グループといったアイドルグループで考えます。

信者「〇〇ちゃん萌ぇ~~~マジ〇〇神っす!最高!

アンチ「〇〇?またおまえかよ。うわきっしょ。何やねんタヒねや!

この二組の意見は全く異なりますが熱狂的という観点からするとベクトルは同じ方向にあリますよね。アンチも嫌いとはいえわざわざ書いたり言ったりする必要もない。発言をしている時点で少なくとも気にかけている証拠です。

そのため信者と呼ばれる人たちがすぐさまアンチになる可能性だって十分にあると思い、それらには特出した一貫性いわゆるメカニズム的なsomethingがあると私は考えました。

といっても大したことじゃないですよwよく考えたら誰でもわかります…

典型的なメカニズム

それでは実際にメカニズムを考えていきましょう。今回は概要に加えソシャゲを例にとって考えていきます。

①対象とするコンテンツにのめり込む

まずはとあるコンテンツにハマることからスタートです。=信者の第一歩。たとえばあるRPGゲームにハマることですね。

某いらすとやより。

②過剰に信仰し、金や時間を大量に投入する

ソシャゲで言う「(廃)課金者」になり、イベントもある程度走るようになります。

※②-2(ゲームの場合)ゲームを内包するコンテンツにハマる

マルチメディアコンテンツの場合、ゲームは非常に利益還元がよい上に人気になれば指数関数的な増え方もするといった美味しい話もあるため、しばしば利益還元の悪いライブエンタメやアニメコンテンツへの集客に用いられる場合が多いんです。バンドリなどはまさにその一例で、ゲームからのコンテンツ誘導の成功していた(過去形)の一例です。(そう考えるとラブライブって失敗してますよね…まぁいいや)

ということでアニメやライブにハマってお金と時間をかける。特にグッズを買うほどのハマり具合の場合相当お金を浪費しますよね。私も先週1.4万円使ってしまいました…食費削ってます…

③ほんのちょっと嫌な面が見え、そこに他アンチに吹き込まれ自らも毛嫌いしだす

コンテンツに使っていると避けられない事象が発生します。それはほんのちょっと、ほんの1ミリでも嫌な部分が見えてくるということです。ガチャが全然当たらない!イベラン報酬がしょぼい!みたいな。

また、ハマると同時にハマったコンテンツの良さを共有できる人間とのコミュニケーションを図るためソーシャルメディア等で活動を行う場合がほとんどです。

ですがもちろんインターネットは所詮便所の落書きです。反対意見を持つ存在、つまりアンチが目に見える形でやってきます。彼らはコンテンツを毛嫌いしているためそれらをヨイショしているファンという人間も同時に嫌っています。そうした人間を失望?させるために、アンチによるコンテンツの過小評価・批判意見がよく耳に入り、コンテンツをためらいだします。

「デレステ」で例えてみるとわかりやすいでしょうか。デレマスって非常にキャラクターの数が多くあまり人気のないキャラクターの担当って非常にフラストレーションが溜まりやすい特性があると思います。なんせ声すら実装されていないキャラクターも多いですしw

⑤被害妄想で憎悪の念を抱く

そして信じてたのに裏切られた、自分が勝手に費やしただけなのに時間や金を無駄にされたと被害妄想で憎悪を抱くようになります。

⑥自分が賢いと勘違い→アンチになる

自分は信者から抜け出した、賢くなったと思いコンテンツを叩く。周りのファンはそれが見えていないと自分に優越感を抱いてしまう。ファンが過去の自分のように思え、彼らを叩くことで自分の過去を精算しようとする。

でも結局は信じる対象がコンテンツのファンからコンテンツのアンチに変わっただけで基本同じ思考なんですよね~

陥りやすい人の特徴と対処法

上記のメカニズムに陥りやすい人ってちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが、信者かアンチかにしかなれない=0か100かでしか物事を考えられない単純脳が多いです。

なにかが嫌いになる気持ちはわかる。人に言いたい気持ちもわかる。金座れてるんだから。でも総選択したのも自分自身であると肝に銘じましょう。

※Photo by ぱくたそ

…とまぁ結構適当機書き綴りましたがこうやって文章化してみるとなんか面白いですねw

ってことで夕方の福岡空港からお届けしました。都に帰ります。