キャラ間での“供給格差”狭まる一助に?バンナム、新規事業で「3Dプリントフィギュア」販売 初回から全84パターンを展開
バンダイナムコエンターテインメントは31日、8月23日より3Dプリントサービス「ASOBI STORE LABO(アソビストアラボ)」の展開を開始すると発表した。このサービスは、同社の社内新規事業創出チャレンジプログラムから生まれた初の事業化案件であり、デジタル資産を活用した取り組みとして注目されている。
「ASOBI STORE LABO」は、ユーザーが選択したデジタルデータを3Dプリンターでフィギュアとして出力・購入できるサービス。バンダイナムコグループは年間400以上のIP(知的財産)を取り扱っており、日々蓄積されるデジタルデータをIPファンのために活用できないかとの思いから提案されたという。
8月のサービス開始時点で、「アイドルマスター ミリオンライブ!」より、登場するアイドル全員39名、全84パターンのフィギュア作成が可能に。詳細は8月23日から開催される「アイドルマスター ミリオンライブ!展 〜Crossing Our MILLION LIKE!〜」にて発表されるとのこと。
現状、ホビー展開では一度に一つのIPから展開できる商品化数は非常に限られることから、のべ300名を超える「アイドル(キャラクター)」が存在するアイドルマスター等のコンテンツではどうしても「供給格差」が生じてしまう。特にフィギュアは企画、造形、販売までの通算コストが非常に高く、その傾向も強い。
詳細は後日発表とのことで、完成品のクオリティなどは不明ではあるものの、3Dプリント技術を用いた「84パターン同時展開」を可能にする今回の取り組みについて、ファン(アイマスの場合はプロデューサー)の間では期待の声が寄せられている。
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