「結婚後のコミケ」3割が継続、1割が引退を希望…アダルトジャンルは比較的寛容も、子育てとの両立に難
オタク向け結婚相談サービス・とら婚は、「同人イベントと結婚」に関するWEBアンケートを実施した。
アンケートでは「結婚した後もコミケに行きたいか?」「パートナーのコミケ参加についてどう思う?」「結婚後、自分がコミケで使う金額は?」「子どもが出来た後もアダルト作品を制作・購入する?」などの設問を用意。20代~50代のとら婚会員様男女約600人と、自社SNSアカウントのフォロワー約22,000人を対象に、合計で1,400件の有効回答が得られ、男女それぞれのオタク層の結婚後の同人趣味に関する意識を明らかにした。
調査の結果、アンケートに回答した方々のうち、夏のオタクの一大イベント「夏コミ」に参加経験のある人が72.3%を占めることが分かったほか、「結婚後もコミケに行きたいか?」という質問に対して、男女ともに「行きたい」か「状況次第で行きたい」と回答した人々がそれぞれ約89%と約91%に達し、同人イベントへの参加意欲が高いことが判明した。
さらに、「パートナーの結婚後のコミケ参加についてどう思うか?」との質問に対して、男女ともに「歓迎する」か「気にしない」と回答した割合が高く、男性は約88%、女性は約89%が寛容な態度を取っていた。また、「結婚後、アダルトジャンルとはどう付き合うか?」との質問に対しても、男性約77%、女性約83%が相手に許可を取ることを示唆する回答をしており、パートナーへの気遣いが見込まれる。
また、「子どもが出来た場合、アダルトジャンルの制作・購入はどうするか?」という質問についてはこの質問に対して、男性と女性の双方で「子どもの目に触れないようデジタルで制作・購入したい」という回答が38.7%最も多く、特に女性の回答割合が高い結果に。特に「引退したい」という選択肢は男性が24%である一方、女性は9%だった点からも、女性オタク層の中には、結婚後もアダルトジャンルを続けたい意向が強い人々が多いことが伺える。
以上より、結婚後もオタク趣味を大切にする人々が多く、特に同人イベントへの参加意欲が高いことが明らかとなり、「オタク層」という点も加味するとパートナーの趣味にも寛容な姿勢を持つ人々が多いことが伺える結果となった。さらに、アダルトジャンルに関しては、続けることを希望する人々もいつつも、教育的観点からの子育てとの両立に課題があることも想定される。
- アンケート名:とら婚会員様の「夏コミと結婚」に関する意識調査
- 調査対象:20代~40代の未婚男女
- 調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査(Googleアンケート・Twitterアンケート ※調査主体:とら婚株式会社)
- 調査日程:2023年6月19日~7月19日
©とら婚