【C102】コミケは広告も必見!会場内や周辺駅の広告フォトレポート 今回は「東はYostar、西はヘブバン天国」


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8月12日と13日の2日間、東京ビッグサイトにて「コミックマーケット102(C102)」が開催された。およそ4年ぶりの行動制限のない今回は26万人が参加し、サークルエリアに企業エリア、コスプレエリアいずれも大きな盛り上がりを見せた。
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そんなコミケについて、是非注目していただきたいポイントとして「広告」が挙げられる。”オタクの祭典”なだけあって、多数のアニメ・ゲーム関連企業がこぞって広告を出稿することから、会場内外は秋葉原よりもディープな空間を作っている。今回はそんなコミケの広告にスポットをあてて、写真とともに紹介する。

今回はほとんど”ソシャゲ”

まずは全館サークルエリアとなっている東ホールから、ガレリア(各ホール間の連絡部分)を紹介。東ホールに限ったことではないが、今回のコミケ広告のほとんどがスマートフォンゲーム(ソーシャルゲーム)が占めていることが顕著に伺えた。

勿論、これまてにもスマホゲームの広告は非常に多く定番にはなっていたものの、「ぶいすぽ!」などのVTuberプロダクションなども多く見受けられた前回のC101と比べると、今回はその傾向が強いと感じた。(後述の写真を見ればわかるが”水着イベント”と言ったソシャゲ特有の影響も大きいのかもしれない)

東ホールは「アズールレーン」や「アークナイツ」「雀魂」「ブルーアーカイブ」といったYostarがパブリッシャーを務めるゲームタイトル群と、Level Infiniteによる「勝利の女神:NIKKE」、「第五人格」など印象的だった。

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また、今回企業ブースにも出展したバンダイナムコエンターテインメントの「アイドルマスター」もアニメ展開を行う3ブランドそれぞれが複数出稿しており、吊り広告に加え、支柱にも3ブランド分掲出されていた。

ゲーム関係以外ではDアニメストアが小さいながらも東1周辺に掲出していた(確認する限り期間限定ではない)ほか、通信キャリアとしては(確認した限りで唯一)楽天モバイルが「コミックマーケット102に参戦するみなさまへ!移動基地局が登場!」との文章を添え、ネットワークの安定さをアピールした。

西はヘブバン天国

場所は移り西ホールへ。西では1階の1,2ホールがサークルエリア・4階の3,4ホールが企業エリアとなっている。東との違いはサークルエリア内にも広告が掲出されるという点。今回は1,2ホールのほとんどすべてがWFSによるスマホゲーム「ベブンバーンズレッド(ヘブバン)」となっていた。

会場内の壁面広告はもとより、建物の支柱までもいたるところが「ヘブバン」仕様。一部「NIKKE」や「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」の広告も見受けられたが、あまりにも「ヘブバン」が占めていたことから「東のYostar、西のWFS」といっても過言ではない。

そんなヘブバン天国の上、企業エリアは「各ブースそのものが広告塔」であることから壁面広告などはほぼ無い。その代わりに、コミックマーケット恒例とも言える献血キャンペーンの告知が行われていた。

コミケ×献血では例年通りコンテンツ企業各社がA1ポスターを寄贈しており、今回は「バンドリ!」「マブラヴ・ディメンションズ」「スクフェス」「アリス・ギア・アイギス」「アズールレーン」「エレメンタルストーリー」が協賛している。キャンペーンは全国の献血ルームにて9月30日まで実施中なので、興味を持った方は奮って参加しよう。

▼広告だけでなく、あらゆるポスターもコミケ仕様だ

▼企業エリア入り口には非ソシャゲ枠としてMFブックスが登場

自販機から駅まで、すべてコミケ仕様に

また、西や東のいたるところに設置されている自動販売機もコミケのための特別仕様。イラストレーターのなつめえり先生による美麗イラストがプリントされたミネラルウォーターや自販機ラッピングが人気を博していた……と言いつつも、前者については自販機の殆どが昼時点で「10円切れ」となっていたため、購入が叶わなかった方もいるかもしれない。

そして最後は会場外を紹介。かつての無料参加時代のコミケにおいて”始発ダッシュ”が話題になっていた国際展示場駅(りんかい線)では、スマホゲーム「ブルーアーカイブ」が改札上部を横断するようなレイアウトで「お疲れ様です!」とメッセージを書いたり床面もジャックしたりと、一際目立っていた。

また、近さで言えば国際展示場駅より近い、もう一つの最寄り駅である東京ビッグサイト駅(ゆりかもめ)では西ホール同様に「ヘブバン」天国となっていた。こちらは改札周辺だけでなく、列車が発着する扉付近もラッピングされている気合ぶりだった。

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以上、コミケ会場内外の広告をひたすら紹介した。次回も参加しようと思う方や初参加の方々はぜひとも目線を上にして広告もチェックしてみてほしい。

市井

著者 市井
オタク総研媒体統括 兼 合同会社サブカル通信社執行役社長。専門領域はアニメ、テクノロジー(ガジェット)、プログラミング、コンテンツビジネス。PRプランニングやIP調達なども担当しています。新作アニメ、海外スマホ、東南アジア好き。