ブシロード、TCGは”過去最高売上”記録もモバイルゲームで減損計上…ガルパ大型アプデやスクフェス2リリースが「想定外」


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エンターテイメント事業やスポーツ事業などを手掛ける株式会社ブシロードは14日、同社の2023年6月期通気決算を公表。同日公開された各種資料によると、通期の売上高は487億9923万円(前年比16.3%増)、営業利益は33億8598万円(前年比0.1%減)、経常利益は45億359万円(前年比11.9%減)と増収減益を記録したことが分かった。

同社は業績の概況について前期に引き続きトレーディングカードゲーム(TCG)ユニットが好調に推移し、四半期として過去最高の売上高を達成するなど全社の業績をけん引する一方で、デジタルコンテンツユニットでは複数の新規タイトルのリリースがあったものの、既存タイトルの売上低迷やサービス終了、未リリースタイトルの開発費の計上などもあり、軟調に推移したと評価している。

特にデジタルコンテンツユニットに内包される、MOG(モバイルオンラインゲーム)分野については決算発表の別紙にて「特別損失(減損損失)の計上に関するお知らせ」を公表。同分野では直近1年の動きとして「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」の超大型アップデートや「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!」のリリースが見られ、過去開発実績のあるタイトルへの投資を実施していた。

同社はこの施策を「中期的に成長を実現する下地作りのため投資を加速する時期」と捉え積極的に行っていたものの「両タイトルともリリース後、想定していた12か月分の収益を見込むことがでなかった」ことにより、ソフトウェアの資産残高を一括で減損損失として取り扱ってる。

その他、同社の各ユニット別の詳細な数値や今後の業績予想については関連リンク欄PDFを参照。

オタク総研編集部

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特別損失(減損損失)の計上に関するお知らせ(50KB)

2023年6月期 通期決算説明資料(6,501KB)