TBSテレビ、FY2024Q1のアニメ事業は黒字縮小…映画『五等分の花嫁』ヒット反動減も新作アニメ放送控える


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在京キー局を擁するTBSホールディングスは3日、自社の2024年3月期第1四半期(2023年4〜6月)における決算と業績を報告した。

同日公表された決算資料には中核の放送事業を手掛ける子会社・TBSテレビの事業部門別の業績が公開されており、アニメ事業は2億8,200万円の営業利益を計上したことが明らかに。黒字ではあるものの、前年同期比ベースではマイナス4億7,100万円となっており、2022年公開の映画『五等分の花嫁』やTVアニメ『プラチナエンド』の反動減であることが主な理由としている。

決算資料より

昨年度末(FY2023)の通期決算によるとアニメ事業は18億9,200万円の営業利益を計上するなど、両作がアニメ事業への多大な増収に寄与していたことが顕著になっていただけあり、今後の投入タイトルと業績に注目される。

なお、『五等分の花嫁』シリーズについては新作アニメーション『五等分の花嫁∽』の劇場先行上映が7月14日より行われており、既に36万人を動員しているほか、TV放送が9月上旬に放送されることも決定しており、アニメ熱の加速も期待されることから、引き続き一定の配信収入やライセンス収入の委員会配当も今後見込まれる。

また、アニメ事業との直接的な関与はないものの、関連時事として映画の製作業務も内包するメディア・コンテンツ事業セグメントの増収が挙げられ、増収の理由として映画『わたしの幸せな結婚』のヒットが挙げられていた。同作は富士見L文庫発の顎木あくみ著による同名小説を原作とした実写映画で、コミカライズでは「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」第1位を獲得したり、現在アニメも放送していたり、舞台化も決定したりと今注目のタイトルとなっている。

オタク総研編集部

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